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難関大合格者の受験術

【受験あるある】「夏休み明けから成績が伸びない」って本当?

東京工業大学|E.Y

夏休みが受験の天王山といわれる通り、受験生には夏休みなんてものはなくてただの夏、勉強をしなさいとよく言われますよね。実際、私も夏休みはこれでもかというほど勉強しました。しかし一方で、受験生がよく直面する「あるある」なお悩みがあります。それは、夏休みが終ってしばらくたつとなぜか急に成績が伸びなくなる、ということ。あんなに勉強したのになんで!? と疑問で頭がいっぱいになり、やっぱり勉強法が悪かったのかなと反省してしまったり勉強が手につかなくなったり…。いわゆる「中だるみ」というやつなんでしょうかね。ただ、実はこれを経験しない受験生がいることも事実です。これは本当に中だるみなんでしょうか?

そこで今回は、謎に成績が伸びなくなるこの現象を、私の経験をもとに分析してみたいと思います。このあるあると向き合うと、自分にぴったりの勉強方法がわかるかもしれません。お役に立てたらうれしく思います。

人によって成績の伸び方に違いが出る!!

受験生、誰もが成績の伸びを心配しますよね。ラストスパートで成績が上がる人もいれば、逆にだんだん伸び率が低くなってしまう人もいます。この違いっていったい何なんでしょうか?

ちなみに私は完全に後者です。高校に入ったあたりからちゃんとコツコツ勉強を始め、高3の夏休みを過ぎたくらいまではスムーズにいっていたのに、なぜか12月、受験間近になって成績が伸びず、あぁ11月に受験があったら余裕で合格できるのになあと、恨めしく思ったり焦ったり。一方で私の友人は、高3の1年勉強しただけなのに、その少しのラストスパートで成績がぐんぐん伸び、いい大学にすんなり受かってしまいました。

私のようなタイプをコツコツ型、私の友人のタイプをラストスパート型と呼ぶことにしましょう。おそらく世の受験生の大半はコツコツ型で、だからこそ成績が伸びないのが「受験生あるある」になるとは思いますが、なんだかラストスパート型のほうが人生お得な気がしてしまいますよね。どっちを目指すのがいいのでしょうか。

コツコツ型とラストスパート型、どっちがいい?

結論から言ってしまえば別にどちらがいいということではありません。人によるということです。計画性をもって勉強をスタートした人は、コンスタントに勉強をし続けてるからそれなりに結果が得られますが、最後の顕著な伸びが見られない。逆に火事場のバカ力のようにぎりぎりになって追い込まれることによって力が発揮される人もいる、こういった違いなのです。

人生どっちがお得なのか、といわれるとそれは何とも言えません。コツコツ努力をする、という経験は結果の良し悪しに関わらずどの仕事にも生きますし、もちろん最後の詰めができることも重要です。だからこそ、ここで自分がどっちのタイプなのかをしっかり見極めておくと、今後の人生でかなり役立ちますし、成績の伸びを予想して志望大学戦略も立てやすくなりますよね。

では、自分がどっちのタイプなのか。簡単に考える方法として、夏休みの宿題を思い出しましょう。計画的に消化して終わらせる人が、私のようなコツコツ型。最後にまとめてやったほうが効率よく進むという人がラストスパート型です。ちなみに、最後にまとめてやろうとして終わらないなんて言う人はラストスパート型には入りませんよ! 少しでも迷った人はコツコツ勉強に取り組むのが断然おすすめです。

自分がどちらのタイプかを把握しておくだけで、受験生あるあるに振り回されなくてすみます。自己分析も大切な受験勉強の一環だと言えそうですね。

東京工業大学|E.Y

現在東京工業大学に通う3年生です。材料学を専門に普段は研究をしています。東工大と同時に慶応大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、ICUにも合格できました。この経験をみなさんへお話しします。

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