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【勝てる学習術】英語リーディング対策のスケジュールと戦略

東京大学|Y.S

共通テスト・2次試験ともに、ほとんどの試験で英語が課され、また配点も非常に大きくなっています。そして、リーディング、リスニングともに課されるとは言え、配点上どうしてもリーディングの方がより重要な科目となっています。そして、英語のリーディング(ここではリスニング以外を指します)は、対策によりそれなりに安定した得点が望めます。
しかし、その一方で、対策には多大な時間と労力を伴います。対策が不十分だという自覚のある人は、これを読んだらすぐに勉強するようにしてください。

今回はリーディングを中心とした英語について、今後のスケジュール感および戦略の立て方について具体的にお話しします。

「英語に触れない日」がないことが大前提

リーディングに限らず、英語という科目は、習熟するまでに多大な労力を必要とします。単語や文法などの面で覚えることが大量にありますし、英文に対する慣れも必要になってきます。そのようにたくさんやることがある中で、あれもこれもと手を出していたら時間がいくらあっても足りません。したがって、他教科との兼ね合いもあるものの、やるべきことを取捨選択することは必要です。

まず大前提として、「英語に触れない日」というのを作らないようにしましょう。毎日少しずつでも良いので、英語に何らかの形で触れるようにしましょう。その上で、全体的な流れは他教科と大きく変わりません。夏までに基礎を固め、秋以降に過去問等の演習を行うのが良いでしょう。どれだけ遅くとも秋までには、自分の持っている単語帳や文法の問題集は、最低でも2周はしておきましょう。このような基礎ができていないと、その後の演習での効果が減少してしまいます。

演習では、時間を測って通しで解いてみるのが理想ですが、時間がなければ、あるいは苦手分野がはっきりしている場合には、大問ごとに時間を測って解くのも良いでしょう。実際に私は、過去問を通しで解くよりも、大問ごとにまとめて解いていました。そうすることで、その問題形式に慣れることができます。同じような形式の問題が本番でも出題されますから、問題に慣れておくというのは非常に重要です。

しかし、数学等の科目と違い、秋以降も基礎に立ち戻る時間を必ず取ってください。特に単語は(見返す頻度は当然下がるにせよ)直前まで見直すことになります。

共通テストまでにできるだけ苦手をつぶそう

過去問演習を通じて、時間が足りなくなる部分や、正答率の低い部分等が明らかになると思います。どの部分かは人によってそれぞれだと思いますので、自分の傾向をつかんでください。そして、共通テストまでは頑張ってそれらの苦手を克服しようとしてみてください。克服できなくとも、最低限の得点が望める状態にまでは持っていく必要があります。

共通テスト後は、さらに演習を通じて、得意な部分を磨いていくことに重心を移し、苦手部分は現状を維持することに努めてください。したがって、共通テストまでにどれだけ苦手をつぶせるかが非常に重要です。自分の苦手分野と向き合うのはつらいとは思いますが、頑張ってください。

東京大学|Y.S

東京大学法学部に在学しています。入学年度は2019年度です。少しでも早く一歩を踏み出し、継続して努力する皆さんを応援します。

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