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【勝てる学習術】高2で数学Ⅲを完全攻略!(数学完全攻略①)

東京大学|H.K

微分・積分という大きな単元を扱う数学Ⅲ。苦手意識を持っている人は多く、そもそもまだよく知らないような人も多いでしょう。今回は高2のうちから始められる、数Ⅲの攻略法をご紹介します。
来年度から高2に進級する人でなくても、受験学年になる今高2生の人、まだ高1やそれより下の人にも役立つノウハウをお伝えするので、ぜひ吸収していってください!

実は数Ⅲは対策しやすい!?

結論から言うと、数Ⅲは実はたいしたことない分野です。受験前の高3になってから初めて扱う概念だから難しく感じるというだけ。目新しいからこそ、出題する側もあまり深堀りできません。「基本的な数Ⅲの計算に、数Ⅰ・Aや数Ⅱ・Bの他の分野を組み合わせただけ」など、実は数Ⅲ自体が山場にはなっていない出題も多いのが実情なのです。だから、基本的なパターンだけ把握してしまえば、どんな問題でも解ける力がつきます。数Ⅲは微積の概念を理解したら、自分の志望大学のレベルや傾向に合わせて対策の程度を変えていくのが良いでしょう。

後述の「回転問題」だけは慣れが必要ですが、手順さえ理解してしまえばそう構えなくても大丈夫。あとは図形や数Ⅱの二次・三次方程式の問題でしかありません。

微積の概念の把握にオススメの方法

以上を踏まえて皆さんにオススメするのが、微積の概念自体の理解。これは積極的に勉強系Youtuberの解説動画などを参考に、ビジュアルでイメージを固めていきましょう。どうしても言葉や図だけでは分かりにくいので、アニメーションを多用している解説動画をいくつか視聴し、頭の中でどんな図形・関数でも微積分できるように想像力を培っていきましょう。

これができれば、問題を見てから手を動かすまでのスピードが向上し、得点upにも繋がります。特に回転問題は、頭の中でいかに正確に回転体をイメージできるかが失点を防ぐポイントになります。積極的に動画を視聴し、身につけていきましょう。

こうした手順を通じて微積の理解の下地が整ったら、数Ⅲの勉強は焦らなくてOK。むしろ重要となる数Ⅱ・Bの「図形と方程式」分野や、方程式の計算の練習に時間を割いていきましょう。そして数Ⅰ・A・Ⅱ・Bにある程度ができてきたら、数Ⅲの問題演習にも手をつけていくようにしてください。

数学は、一見して複雑な問題でも、実は限られた簡単な要素の組み合わせから成っている科目です。それを見抜き、解答に向けて再構築できるかが“解ける”ようになるポイントです。今回ご紹介した「動画でイメージを固める」裏技は、数学の他のニガテ分野でも実践できることなので、ぜひ取り入れていってください! 皆さんにとって、数学が得意科目になるよう祈っています。

東京大学|H.K

東京大学工学部在学中。入学年度は2019年度です。受験はもちろん、他のことにも通じる考え方・コツを伝えていきたいと考えております。

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