難関大合格者・
有名講師による
大学受験勉強法

必勝ノート術

「覚えたつもり」で済まさないためのノート術!

東京大学|A.I

ノートの書き方で迷っている方や、もっと良いノートの取り方を試行錯誤している方はいますか? 正直、万人に絶対通用するノート術みたいなものはなかなかないと思います。自分それぞれのスタイルがあり、実際私の周りもみんなそれぞれ多種多様なノートの作り方をしています。ここでは私なりにやってみて効果のあったノート術をお話ししてみたいと思います。

シンプル過ぎな5ステップでしっかり記憶

私は勉強する中で、「覚えたつもり」と「覚えた」に大きな差があることを感じていました。教科書を何度も読んで「なるほど」と理解しても、数時間経つと忘れてしまい、「覚えたつもりなんだけどなあ」と感じることがありました。
そこで私は、「覚えたつもり」を「覚えた」に変えるために工夫をしていました。そのうちの一つのやり方をご紹介したいと思います。とても単純なのですが、5ステップに分けて説明します。

(1)教科書やテキストを読んで理解する。
(2)数時間後、もしくは数日後にその理解した内容をノート・紙切れに記憶だけを頼りに書き出してみる。
(3)書き出した内容を教科書と照らし合わせながら、どこを覚えていなかったか、間違って覚えている部分はないかの確認をする。
(4)覚えていなかった・間違って覚えていた部分を重点的に覚えなおす。
(5)1~4の繰り返し。

これだけです。シンプル過ぎるし当たり前すぎて、期待外れだったかもしれません。しかし、とても役立つと思います。

私は、記憶したことを自分の力でproduceできる能力が必要だと個人的に思っています。このproduceできる能力がついているかというのを、この5ステップで確認できるのです。このやり方に慣れてくると、1のステップで教科書の内容を覚えるときも、どこを重点的に覚えるべきなのかを見極めながら、因果関係を意識して流れを掴んで覚えることができるようになってくると思います。

私はこの方法を、暗記事項が特に多い世界史で主に使っていました。例えば、フランス革命についての教科書・資料集を読み、読んだ後すぐに紙切れにどんな流れでフランス革命が行われたか、どういう影響があったのか、この時代に他の国はどういう状況だったのかなどを、何も見ずに自分の記憶だけを頼りにできる限り細かく多く書き連ねました。そして最後に確認して「どこをもっと覚えるべきか」などをはっきりさせました。こうすることで「なんとなく覚えたかな」という知識が正確に自分のものとなります。もしこれで勉強した範囲の論述問題(たとえば「フランス革命について論ぜよ」のような問題)が出た時に、ほぼ完ぺきに書ける気がしませんか?

このやり方は特に選択式問題の試験だけでなく、論述形式の対策もしなければならない人たちにぴったりです。最終的に自分の言葉で論じなければならないのに、論じる練習をしなかったらいざ本番でできませんよね? 急に今までやったことないことを本番でやるのは無理です。なので、こうして日々自分なりの論述練習ができるのはとてもいい機会だと思います。

どこでもできる簡略版のやり方も効果的!

ところで、このやり方はすごい時間もかかるし嫌だな、自分には合わないな、と感じる人もいると思います。先ほど述べた通り、私もこのやり方がみんなにぴったりな方法であると確信しているわけではないです。しかし、このやり方には簡略版もあります。それは「ノートに書かない方法」です。ノートに書き出すステップを変えましょう。暗記したことを声に出してみる、もしくは脳内で声にしてみるのです。これなら電車の中でもできますし、朝の全校集会の時だってできます。この簡略版なら場所を選びません。わたしも実際満員電車に乗っていて教科書もノートも手に持てないときによく脳内で「オスマン帝国の歴史について今から論じてみよう、えっとまずオスマン帝国は○○年に誰々が……」と考えを巡らせていました。すごく時間の効率もよくないですか?

皆さんがこのやり方から、少しでも気づきやヒントを得られたなら幸いです。

東京大学|A.I

東京大学法学部に在学しています。入学年度は2018年度です。みなさんが少しでも受験を楽しく乗り越えられるようにアドバイスをしたいです。

このサイトをSNSでシェアしよう