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【合格ノート術】日本史「選択問題」のノートを活用した勉強法

横浜国立大学|A.H

今回は私の日本史を勉強していた時のノートをもとに勉強方法をお伝えしたいと思います。センター試験の過去問を解いた時のノートなので、日本史や世界史の選択問題を勉強するときには役に立つことがあるかもしれません。ほかにも、日本史の勉強について後悔していることもあるので、そこも含めて伝えられたらと思います。

「正文化」で覚え間違いを防止する

選択問題でよくある問題の1つは、「選択肢の文章を読んで、間違っているもの(正しいもの)を選びなさい」というものです。このような問題の選択肢を読んでいると、どれも正しい文章に見えてきてしまいます。それは、間違っている単語が似ている単語であることが多いからです。このような問題を解いたあとは、ぜひノートに「正文化」してみてください。正文化とは、間違っている文章を正しい文章に直す作業のことです。間違った文章を読んで、間違ったまま覚えそうになってしまうことが、たびたびあると思います。しっかりと正しい文章に直すことは、覚え間違えを防ぐことにつながります。また、間違っていた単語の本来の意味を理解するところまでいくことができれば、ますます知識を深めることにつながります。

出来事は時代背景まで押さえよう

歴史の教科の選択問題でよくある問題のタイプに、「時代並び替え問題」があると思います。このような問題は普段の授業を受けて、テストの勉強のために暗記をするような勉強方法では解くことが難しいです。私もこのような問題は苦手でした。特に、歴史的事件の年代であればその事件の時代背景を思い浮かべたりすることで推測することはできますが、文化に関する問題は授業でもあまり扱われることがないこともあり、苦労することになりました。このような問題を間違えたときは、作品名と時代、誰の作品かを押さえてノートに書いていました。本来はもっとその人物と関わりのある人物を調べて時代背景についてもう少し理解を深めていくようなことをしていてもよかったかもしれません。

最後に、日本史などの歴史の勉強はただ覚えるだけだと思っている人もいるかもしれません。私も高校3年生の夏ごろまではそう思っていました。けれどもセンター試験や大学の入試過去問を解いていくうちに、それだけではだめだと気づきました。個々の知識はあっても、時代の前後関係など流れをつかむことができていなかったのです。結果的に日本史が一番苦手な科目になってしまいました。もっと早く対策していればと思うので、受験生の皆さんには歴史の勉強をするときには歴史の流れや背景も含めて覚えていくことをお勧めしておきます。

日本史「選択問題」を活用したノート

横浜国立大学|A.H

横浜国立大学経営学部に2017年入学しました。自分の受験生時代の経験やノートのとり方などさまざまな工夫やアイデアをお伝えできればと思います。

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