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【合格ノート術】板書・演習・まとめノート、それぞれの重要ポイント

東京大学|Y.S

皆さんは、普段どのような用途でノートを取っているでしょうか。ノートの用途としては、
①授業の板書等の記録用
②問題演習などのアウトプット用
③まとめノート等のインプット用

が主に考えられます。以下それぞれの用途での私のオススメのノート術をご紹介します。これらをそのまま鵜呑みにするのではなく、情報を取捨選択し自分に合ったやり方を確立する一助となれば幸いです。

板書等の記録はあとで読み返せることが大切

皆さんも授業中に、先生の板書を必死に写していると思います。中には色分けにもこだわって綺麗なノートを頑張って作っている方もいるかもしれません。私個人の意見としては、色分けに関しては多くとも黒・赤・青(好みにより多少のバリエーションはあると思いますが)の三色展開で十分かなと思います。カラフルなノートはあとで見返す際に目がチカチカして見づらいし、逆に黒一色、というのはこれもまた少々見づらいかなと思います。

色分けよりも大事なのは、あとで読み返すことを考えて、丁寧な字で書くことです。読み返すことができないならノートなんて取らない方がマシです。加えて、板書だけを写すのでは不十分です。先生が口頭でしか言わないこと、黒板にメモしたことも記録できるようにたっぷりと余白をとって板書を写すようにしましょう。

また、先生が授業中の板書の代わりにプリント等を配布してくれるのなら、無理にノートを作る必要はないと思います。勉強を行う際にはある一つの教材に知識を集約し、情報の一元化を行うことが非常に重要です。授業のプリントにメモを書き込み、情報を集約するのは大いにアリだと思います。

▼ 当時の世界史のプリントです。

板書・演習・まとめノート、それぞれの重要ポイント

演習用のアウトプットノートは罫線ナシで

主に数学等の理系の科目で、ノートを問題演習などするときにアウトプットの用途に用いることが多いと思います。ここで想像していただきたいのですが、アウトプットの最たるものである試験では、どのような解答用紙に答案を記入するでしょうか。東大の理科など一部の例外はありますが、多くは罫線の無いまっさらな紙に記入していく形式です。したがって、少しでも本番に近い状況で練習することでアウトプットの質を高めるという意味で、私は自由帳やコピー用紙を使用していました。

まとめノート作りの時間は勉強時間には入らない

知識のインプットのために、「まとめノート」を作成している方も多いと思います。私は上記のように授業のプリントに情報の一元化をしていたので、まとめノートを一から作成することはしませんでした。まとめノートを作るにしても、それを作ることが目的になってしまっては本末転倒です。あくまで勉強の中心はアウトプットだという意識のもと、それを補うために不足している知識のみをまとめる程度で良いでしょう。

例として、いわゆるまとめノートではないのですが、私が作成していたものに英文集があります。これは、新しく出てきた単語の使い方や文法事項をまるごと例文で覚えてしまえ、というマッチョなコンセプトのもと作成したものです。内容はいたってシンプルで、和訳あるいは英訳の覚えたい方をオレンジのペンで書き、赤シートで隠せるようにしています。中学時代に定期試験対策として始めましたが、これが意外と受験に役に立ち、無意識のうちに大量のフレーズをストックできたので、英作文で苦労することはありませんでした。

肝心なことは、こうしたノートを作成する時間はあくまで教材を作成しているだけであり、勉強時間には入らないということです。自分に何が足りないか、そのために何をなすべきかを把握し、それを補うためにノートをうまく活用しましょう。

▼ 英文集の写真です。

大学受験_まとめノート_英文集

東京大学|Y.S

東京大学法学部に在学しています。入学年度は2019年度です。少しでも早く一歩を踏み出し、継続して努力する皆さんを応援します。

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