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難関大合格者の受験術

【勝てる学習術】単語帳が仕上がっていなくても大丈夫! 夏の「英語」勉強法

東京大学|Y.Y

英語の基礎固めは順調ですか? 思うように点数が取れない、単語がどうしても覚えられない、英作文が上手く書けない……など、それぞれ悩みがあるとは思いますが、焦らず頑張れば確実に成績が伸びるのが、英語という教科です。
そこで今回は、受験生が入試を見すえた実戦演習へ移るための、夏休みの英語勉強のコツをお伝えします。特に、勉強が思うように進んでいなくて不安……という人にぜひ読んでいただきたいと思います。

まずは英文和訳 ――英文精読がすべての「英語力」の基礎――

英作文、リスニング、長文読解……。受験英語にはさまざまなジャンルの問題がありますが、やはり一番大事なのは英文和訳だと思います。
英文和訳ができれば、ほかの大問は演習を重ねていく中で慣れて点数が取れるようになります。逆にほかの大問がある程度取れていても、英文和訳が取れていなければ危ういと思った方がいいかもしれません。なぜなら、「本当に英語を理解して読めているか」が英文和訳の点数に直結するからです。

断片的に聞こえてきた単語から勘でリスニングの答えを当てたり、知っているフレーズを組み合わせて英作文を書いたりする「対応能力」は、最終的には非常に重要ですが、夏休みからそれに頼り切るのは危険です。
いまいち「英文の意味が完全にはわからない」という自覚があるのであれば目を背けずに、この夏休みは初見の英文和訳問題を日々の学習に取り入れてみてください。そして、単語がわからなかった、構文が取れなかった、文法を知らなかった……など、自分の弱点をどんどん埋めていってください。

たくさん長文を読む ――長文読解で自然に単語を覚えよう――

夏休みにもう一つ大事なことは、長文読解に慣れることです。国語もそうですが、長文を読み切る体力は、多くの大学の入試で重要になるからです。
とはいえ、単語力が不十分で長文が読みこなせないなどの悩みから、単語帳を優先したくなる、点数が取れず嫌になってしまう……といったことはよくあると思います。今回は、そんな時におすすめの勉強法を一つ紹介します。

長文読解を解いて解説を見たり授業を聞いたりする際は、大きめの紙に長文をコピーしたものを用意して、まずわからなかった部分の構文や重要個所などを書き込みましょう。そのうえで、(ここが重要なのですが)知らなかった単語の意味をすべて単語の真下に書き入れます。
その状態の英文を音読すれば、意味を完全に把握しつつ文章全体を何度も振り返ることができるというわけです。音読の際は、英文の音声があるなら、再生してオーバーラッピングで読み上げるのがおすすめです。 私にとってはこの方法が、単語を覚えながら構文や長文読解に慣れる一番良い方法でした。

以上、夏休みの英語の勉強のコツとして、私がやってみて効果があった方法をご紹介しました。皆さんにとってもこの記事が成績アップのお役に立てればうれしいです。

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