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【勝てる学習術】《高2生向け》英語リスニングをコレで得意に!

東京大学|S.H

語学の勉強では「読む・聞く・書く・話す」というふうに、運用技能がカテゴリー分けされることが多いですよね。そして、分けられているだけあって、それぞれのカテゴリーで勉強法が、当たり前ですが異なります。今回は得意・苦手のはっきり分かれる、英語の「リスニング」がテーマ。どんなふうに勉強するとリスニングを得意分野にできるのか、見てみましょう。

文字と音を結びつけるトレーニングを

突然ですが、赤ちゃんはどんな段階を踏んで言葉を使えるようになりますか? ほとんどの場合、周りの人たちが言っていることがわかるようになる=「聞く」技能と、自分が思っていることを周りに口で伝える=「話す」技能が先行しますよね。ところが日本では外国語の学習となると、まず文字を「読む」「書く」ところから入ってしまうのが定番。日本は識字率の高い国ですし、文字のほうが学習ツールも作りやすいですから、まあ無理もありません。すると起こるのが、「文字と音が結びつかない」という現象です。特に単語と単語がなめらかにつながった発音や、アメリカ英語でのtのラ行音的な発音(例:water→ウォーラ、city→シリ)など、「そういうものだ」と割り切らないと「なんで?」と思うことばかり。慣れるまでは、知っている単語ばかりで構成された会話でも聞き取れないことがよくあります。

そこで、リスニングで何を言っているのかが聞き取れない人にしてほしいのが、スクリプト(文章)を見ながら音声を聞き、読まれている箇所を目で追うということ。単純なようにも思えるかもしれませんが、これを繰り返していると、「こういうところがつながって発音されるんだな」「この単語はローマ字読みと音が大きく変わるんだな」という気づきがたくさん生まれます。その気づきを元に、音声をまねて読んでみれば、だんだんと英語らしい発音の謎は解明できてくるはずです。何も見ずに音声を聞いて、8割ほどスクリプトが頭の中に書き出せるようになるまで続けてみましょう。

きれいに訳す手間をなくして素早く理解

とりあえず文字と音は結びついているけれど、リスニング問題が苦手という場合、頭の中で情報を処理するスピードが音声のスピードに追いつかないことが壁になっているのではないでしょうか。そういう人はきっと、「話される英語のスピードが速すぎる」と感じているはず。この場合、必要になるのは「情報処理の省エネ」です。中でも特に省エネの余地が大きいのが、聞こえてくる英語を一から日本語に訳そうとしているケースです。

このケースの対処法は、意外にもリーディングを使ったトレーニング。なぜなら、聞こえてくる英語を日本語に直そうとしている人というのは、長文読解のときにもいちいち和訳をしながら読んでいることが多いからです。訳すなかでも特に時間を使うのが、「語順を並べ替える」という作業。例えば I have a cat. くらいならよいのですが、I have a cat which came from my aunt’s house a year ago or so. などと長い文章になれば、「私は1年ほど前に叔母の家からやってきたネコを飼っています」と理解するより、「私はネコを飼っています。そのネコはやってきました。叔母の家から、1年ほど前に」のほうがリアルタイムで追うことができますよね。

こんなふうに、わざわざきれいな文章で理解しようとするのをやめて、聞こえてきたことから順に状況を把握するようにすることで、情報処理の効率を上げて、聞き取るスピードをアップさせることができるのです。日本語を介さず、英語をそのまま感覚的に理解できるようになれば、さらによいですね。

リスニングに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

東京大学|S.H

東京大学教養学部在学中。高校時代は公立校の外国語科に在籍し、塾に通うことなく合格をしました。みなさんができるだけ楽しみながら勉強を進められるようなコラムを執筆いたします。

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