難関大合格者・
有名講師による
大学受験勉強法

難関大合格者の受験術

【勝てる学習術】「物理基礎」の公式は基礎問題で頭に入れる!

東京大学|Y.S

文系志望の人の中には、共通テストの理科基礎科目として「物理基礎」を選択する人が多くいると思います。理科基礎科目は出題範囲が限られており、また問題も基礎的なものであることが多いので、しっかりと対策すれば高得点が望めます。中でも「物理基礎」は、求められる暗記量は非常に少なく、また複雑な計算問題も出題されないため、非常に対策がしやすい科目です。

そこで今回は、「物理基礎」の試験範囲の中でも苦手とする人が多いであろう、力学分野の対策法についてお話しします。

公式は「意味」と「イメージ」が大切

力学範囲で必要となる公式は、運動方程式、位置エネルギー・運動エネルギーについての公式等、わずかです。まずこれらを「覚える」ことが必要です。しかし、だからといって 例えば運動方程式・“F=ma”をそのまま記号として覚えてしまっては、問題を解く際に使うこともできませんし、そもそもそんな意味のない記号の羅列を暗記するのは、いくら数が少ないとはいえ困難でしょう。

ここで重要なのは、「意味」と「イメージ」です。例えば“m”と公式中には登場しますが、問題文に「m=100」などとは与えられるわけではありません。mはあくまで「質量」という意味であり、それをきちんと理解していることが重要なのです。

「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、問題文を読んで瞬時に公式に当てはめて計算に取り掛かれる人に比べ、「えっと、mはこれで、Fは……、gは……」とやっている人は、スピード面で遅れを取るのはもちろんのこと、脳に余計なリソースを割いているために計算ミスや勘違いミスも発生しやすくなります。

基本問題の繰り返しで公式の使い方を頭に入れる

ではどのようにすれば公式を本当の意味で理解し使えるようになるかというと、やはり演習を繰り返す中で使いこなせるようになることがその近道だと思います。演習と言っても、難しい問題集による応用問題の演習は不要で、簡単な問題集の基本問題で十分です。この演習はあくまで公式を自分のものにするためのものだからです。目安としては、記号と日本語の変換作業(頭の中で「えーとmは……」とやる作業)がほぼ一瞬で行えるようになるくらいまで、繰り返し基本問題に取り組んでください。

公式が一通り頭に入ったら、過去問やそれに近い問題にチャレンジしてみましょう。意外と解ける!全然解けない!など感想は人それぞれだと思いますが、何問か同じようなレベルの問題を解くうちに、出題のパターンが非常に限られていることに気づくはずです。

ここまでで、もう力学分野で得点する力はある程度ついてきています。本格的な過去問演習など次のステップに移行するためにも、ここまでの内容は比較的短期間にまとめて行うことが望ましいと思います。

東京大学|Y.S

東京大学法学部に在学しています。入学年度は2019年度です。少しでも早く一歩を踏み出し、継続して努力する皆さんを応援します。

このサイトをSNSでシェアしよう