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【勝てる学習術】共通テスト「現代文」の得点率を高める攻略法!

東京大学|Y.S

共通テストの現代文は、受験生のほとんど誰もが受けなければならない科目でありながら、点数のブレが非常に大きいとされる科目でもあります。私の周りでも(私の受験時はセンター試験でしたが)、現代文で失敗して合計でも目標点に届かなかった人や、逆に他教科は失敗したが現代文で予想外に得点できてために首の皮一枚つながった人が、現代文に翻弄された人がたくさんいます。

そこで、今回は現代文の得点を比較的安定させるための方策をお伝えしようと思います。といっても、残念ながら他教科ほど確実な安定は難しいと思います。これさえやればあとは気にしない、というくらいの心持ちでいてください。

とにかく過去問を解きまくれ!

私は受験生の年の夏休みに、センター試験の過去問を毎日大問1個ずつ、論説と小説を交互に解いていました。そのため、夏休み中だけで本試験10年分、追試験10年分の、合わせて20年分を解きました。秋以降の10年分を合わせて合計で30年分は解いたことになります。これくらい解くと、だんだんと得点が安定してきます。共通テストの現代文は「慣れ」で得点が安定するようになっています。

問題演習の効果を高める2つのポイント

とはいえ、単に何も考えずに慣れに期待するだけでは、過去問をいたずらに消費するだけで、無駄になってしまいます。したがって、いくつかの方針が必要です。

まず、時間をしっかりと測ること。共通テストの国語は制限時間80分、そのうち現代文に回せる時間は50分程度と考えると、各大問を25分で解く必要があります。試験中に時間が足りなくなる際のパターンとして、「この大問は少し時間がかかり過ぎてしまったけれど、次の大問で取り返そう」と考えたものの、残念ながらそのまま取り返せずタイムオーバー、というものが多く見受けられます。演習の際に厳密に25分以内に解答する癖をつけておけば、本番でも焦ることはありません。

次に、解き終わったら解答した時間と同じくらいの時間をかけて、答え合わせと解答の熟読を行うことです。解きっぱなしにすることが決してないようにしてください。この時間に最も成長できます。
「慣れる」というのは、問題形式に慣れるのはもちろん、解答の際の文章の読み方、論理関係の把握、設問の構造などについて徹底的に研究することを含みます。したがって、解答解説を熟読することでこれらを訓練していき、次回の演習に生かすということを繰り返せば、共通テストの現代文で比較的安定した得点が見込めるようになります。

そして、これを夏の間に終わらせておけば、精神的余裕が生まれ、本番でも「自分は日本一過去問を研究したんだ」という確固たる自信を胸に、受験することができます。

大きな自信を手にするために、安定した得点を手にするために、この夏、過去問を解きまくってはいかがでしょうか。

東京大学|Y.S

東京大学法学部に在学しております。入学年度は2019年度です。少しでも早く一歩を踏み出して継続して努力する皆さんを応援します。

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