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〈小論文の基本のき〉Vol.2 添削について

学研のプライム講座・小論文講座担当“ドラゴン先生”

小論文対策っていったい何から始めたらいいの?「小論文の基本のき」では、そんな初心者の素朴な疑問から解説します。推薦入試で必要な小論文の書き方のコツをつかんで、志望大学合格を目指しましょう!

小論文対策には「添削」が効果大!

前回、小論文とは、自分の意見・考えについて、客観的な根拠・理由をつけながら、読み手を説得するものだという解説をしました。
では、それができるようになるには、どういう練習をするとよいでしょうか。

例えば小論文を書き上げても、その小論文が合格できるレベルに達しているかどうか、自分で判断するのは難しいものです。そこで一番役に立つのは、他の人に、良い点や悪い点、今後の方針を指摘してもらうこと。つまり添削を受けることです。

添削では文字や語句の間違いの指摘ももちろんですが、それだけではなく、他者の視点で小論文の内容を判断してもらえることが大きなメリットです。

この部分は文章がわかりにくい
ここは感情的すぎる
この部分が客観的でない
根拠の部分が読みにくい

など、客観的な指摘が受けられます。自分では気づきにくい、あるいは自分では良し悪しの判断がつかない点について、内容を改善するための指標が得られるはずです。

添削を受けたら、その指導を参考にしてその小論文をもう一度書き直してください。書き直しを通して、大事な「思考力」と「論述力」がアップできます。

決して添削による指導では、答案を「正解」そのものにしてはくれません。小論文は正解と間違いを判定するものではないからです。大事なことは、添削が戻ってきた時、そこで終わりにしないことです。
添削者はあなたの考え・意見をもとに他者(=採点者)を説得するにはどう書けば良いか、今どこが不足しているかを指導してくれる人です。学習効果の出せる指導をするには技術と知識が要求されますので、できれば小論文指導の専門技能のある人に添削してもらえれば理想的です。

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