今回は、秋にやるべき共通テスト英語「リスニング」対策としまして、夏を終えた今、冬の直前期に向けて何をするべきかをお伝えできたらと思います。
本番のリスニング試験ってどんな感じ?
はじめに、私が受験生のころに実際にリスニングの試験を受けた時の感想を述べておきますと、とにかく脳が働いてくれなくて……焦りました(笑)。それもそのはず、文系なら特に、共通テスト初日は朝一番に地歴公民から始まって、午後の国語、英語リーディング、そして最後、やっとの思いでたどり着くのがリスニングなのですね。
このことから、皆さんが秋に何をやるべきかを1つ導くことができます。
秋にこそやっておくべきことがある!
つまり、共通テストのリスニング対策は、一日の一番疲れた時間、具体的には学校や塾、予備校の授業が終わってへとへとになって帰ったときにこそ、リスニングの問題を解くべきなのです。もちろん、作業効率は落ちます。ですが、そのままにしておくと、その状態でリスニングに取り組んだ経験がないまま、本番を迎えることになるかもしれません。
ですから、脳が疲れて働かなくともリスニングの音を絶対に聞き逃さないぞ!という態勢を、早い段階から作っておく必要があるのです。
ただ、その際には過去問や予想問題を解くだけで十分です。下手にシャドーイング(音声を聞きながら同時発声する訓練)やディクテーション(音声からの書き取り)をやっても、おそらくリスニングの力自体を上げる効果は薄くなると思います。なので、おすすめは
①夜ヘトヘトになっている状態でリスニングの問題を解く
②朝起きて脳がリフレッシュしている状態で昨日聞いた音源を確認、必要に応じてディクテーションやシャドーイングをする
という戦略です。これなら本番に即した対策をしながらリスニングの力自体を上げることができます。
なお、上記のディクテーションとシャドーイングについてですが、
一文一文をしっかり聞かないといけない大問1から大問3までのところで、聞き取れなかったところがあった場合はディクテーションをする
他のところで聞き取れなかった場合は、スクリプトを見ながらのシャドーイングで、聞き取れなかった音を自分の中に染み込ませる
というイメージでいいと思います。
さて、今回は秋にやるべき共通テストリスニング対策として見ていきましたが、いかがだったでしょうか。この記事を参考にして本番は自分の望む点数をもぎ取ってください。