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難関大合格者の受験術

【モチベーションアップ術】受験生における「心」とは?

慶応義塾大学|T.H

今回は、受験における「心」について、3つのテーマでお話ししたいと思います。

「心」に余裕を持つ

心に余裕を持てって、当たり前のことじゃん、って思うかもしれませんが、意外とそれができないんです、人間って。日常の生活がいろいろ忙しくなると心に余裕がなくなります。身体が疲れても心に余裕がなくなります。心に余裕がなくなると、良い発想や思考ができなくなります。そうなると勉強においても多大なる影響が出ること間違いなしです。そこで「心」に余裕を持たせるためにやるべきことを紹介します。

それは、「ポジティブシンキング」と「リスクマネジメント」をバランスよく保つことです。ポジティブシンキングはよくやる人もいますが、それだけではミスったときの回避まで考えることができません。ポジティブな思考だけではなく、ちゃんとリスク管理をすることで、結果として心に余裕を持つことができます。

忙しくなってくると、余裕がなくなってタスクの管理が疎かになり、優先度が高いタスクを忘れて大失敗をするなんてこともあります。それを防ぐためには、自分のやるべきことをしっかりと目に見えるところに書いておくことが大切になります。

「心」をリセットする習慣をつける

今の世の中は情報がいろいろありすぎて、心をすり減らすことも多々あると思います。私たちの脳には毎日大量の情報が入ってきます。脳がそれを処理しきれないと、考える力だけでなく、やる気も低下してしまいます。つまり心も低下してしまうのです。例えば、人と歩調を合わせて行動するだけで、「脳に情報を入れ続けている状態」になるといいます。

そこで、脳を休めて意欲を回復するために必要なのが、ひとりで過ごす時間です。一番おすすめの方法は、寝る30分前にスマホなど全てシャットアウトし、ただ横になってボーっと天井を眺めることです。これをやるだけで脳がクリアになり、情報が整理され、よりクリエイティブになります。時間がない時は、5分間深呼吸をしながら一点を見つめる。これを2セットほどやるとよいでしょう。ぜひやってみてください!

ぶれない「心」

これは、長い長い受験を勝ち抜くためには一番必要かもしれません。“ぶれない心”って、簡単そうに見えて、実は難しかったりします。

例えば受験する大学のA学科、B学科、どちらにするかで迷っているとします。行きたいのがA学科だったのに、出願の際に「今年はB学科の方が人気がなく倍率が低い」という情報にぐらついてしまい、対策のできていないB学科の方に出願してしまい、結果、うまくいかない。

「そんな、優柔不断な」と思うかもしれませんが、受験の時って、つい目の前の情報にとびつきたくなるのです。僕もその経験者の一人です。あの時は本当に後悔しました。最初からA学科を貫いていれば合格できたかもしれないと……。

最後の最後で後悔しないためにも、皆さん、“ぶれない心”で受験を走り抜けてください。

慶応義塾大学|T.H

2013年慶応義塾大学文学部入学、現在同大学大学院に在籍し、塾や高校で講師をしています。自分の受験時代の経験と受験生を教えている立場から皆さんへアドバイスします。

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