難関大合格者・
有名講師による
大学受験勉強法

難関大合格者の受験術

【勝てる学習術】「学校の授業」を得点アップにつなげよう!

東京大学|S.H

学校の授業を受けていると、ペースが速すぎると感じたり、逆に遅すぎると感じたりすることがあると思います。自分のペースで勉強を進める習慣や受験対策プランが確立できている人ならなおさら。だからといって、「じゃあもう、学校の授業なんか無視して完全に自分のペースで進めていけばいいじゃないか」というわけにもいかないもの。定期テストだってありますし、悪い結果は内申点に響くことだってあります。今回は、そんな学校の授業の対策法についてご紹介します。

授業が速すぎるなら「授業内で達成する目標」を

「ゆっくりしっかりマイペースで勉強を進めたいのに、先生の解説は速すぎるし、1回聞いただけでは何が何だかよくわからない……」

学校の授業について、こんな風に感じる人もいるのではないでしょうか? そんなあなたは、おそらく頑張ろうとし過ぎています。人間、一度にたくさんの情報を詰め込もうとしても、脳がうまく記憶してくれないもの。人によって一度に処理できる情報の量は異なります。「友達はついていけているのに同じ授業についていけない自分って、だめなのかな」、なんて悩む必要はありません。

まずは、授業の中で自分が押さえるべきポイントを絞り込み、ざっくりした目標を立てることから始めましょう。例えば、「全体の流れだけはしっかりつかむ」とか、「語句の意味は今日の授業でしっかり理解して、それをつなげるのは後から自分でやろう」というのもOK。それをもとに、前回までの復習をしっかりしておくとか、新出語句の予習をしておくという対策を決定します。

こなしきれなかったら、自分に求めることを次からは少し簡単にしてみたり、逆にまだ余裕があると感じたら、もう少し進んだ勉強を含めてタスクとしてみたり。このように、まず授業内で達成すべき目標を決め、それに基づいて予習・復習のプランを立てると、無理せず無駄のない勉強ができます。

遅すぎるなら、授業を「復習」として勉強

塾で先取り学習をしていたり、ワークを先に進めていたりすると、「授業の進度が遅すぎる」と感じることもあります。この場合、「速すぎる」と感じるときよりも注意が必要です。なぜなら、「もうわかるから」と授業を聞き飛ばして自己流の学習を進めてしまい、自習の中で見落としたポイントに授業で気づく機会を失ったり、その結果、学校の定期テストで点数が取れなかったりする可能性があるからです。

とはいえ、もうわかっている範囲が解説される授業は退屈に感じるかもしれません。でも、ここは復習の機会と位置づけて、しっかり先生の話に耳を傾けるようにしましょう。それでもどうしても手持ち無沙汰だと感じるなら、“その授業で扱われる範囲内で”、一歩進んだ課題に自分から取り組んでみるのもよいかもしれません。同じ問題を別の解法で解いてみたり、同じ時代ではあるけれど授業では詳しく扱われない歴史的な出来事について資料に目を通し、暗記に努めてみたりといった具合です。先生の話を聞き、周りと同じ範囲を勉強することさえ忘れなければ、もともと理解度に自信のある範囲ですから定期テストもうまくいきますよね。

しかも、授業を復習の機会にすること、実は案外効果的です。決められたカリキュラムに沿って、覚えておくべき全ての事項に触れながら進んでいくのが授業ですから、見落としている箇所がないか気にしながら勉強しなくても復習漏れが起こりません。しかも、決まった時間で終わりますよね。一人で復習に取り組むよりよほど効率が良いと考えることもできるのです。

自分で進める勉強と学校の授業のための対策を切り離して考えてしまう人は多いですが、せっかくの授業を学習にあまり生かせないのではもったいないです。進度に合った方法を編みだすことで、より効率よく勉強してみませんか?

東京大学|S.H

東京大学教養学部在学中。高校時代は公立校の外国語科に在籍し、塾に通うことなく合格をしました。みなさんができるだけ楽しみながら勉強を進められるようなコラムを執筆いたします。

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