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【勝てる学習術】合格点をもぎ取る! 夏の「世界史」対策

早稲田大学|K.K

世界史は共通テストの中でも比較的点を取りやすい科目であり、2次試験においては受験者間の実力が拮抗し、遅れを取るわけにはいかない科目です。ただし、その量は膨大なため、効率的な勉強が欠かせません。
そして、学校によって進捗状況が変わるのもこの科目です。通史の学習が終わっている場合と終わっていない場合の2つのパターンに分けて、それぞれの夏休みの戦略を概観していきましょう。

もうすでに通史が終わっている場合

全体像がある程度見えていると思いますので、2次試験の過去問や市販の問題集を使いながらアウトプットしていきましょう。秋・冬以降の勉強の方向性を定めるためにも、2次試験の過去問は5年分を目途に解いておいたほうがいいです。
また、自分の覚えきれていない分野に関しては個別的に対策しておきましょう。私の場合、「帝国主義時代のイギリス」「冷戦期の第三世界の動向」がなかなか覚えられなかったので、別個でノートをつくり通学時間中に覚えました。

まだ通史が終わっていない場合

教科書の順番的に、現代史を中心に終わっていないテーマがあるかと思います。歴史の勉強の本質は「反復」です。全体像を掴むことを意識して、教科書や参考書を終わっていない範囲のみ繰り返し読んで、予習しておきましょう。
そしてアウトプットも忘れずに。既習範囲はもちろん、未修範囲も頑張って解いてみてください。2次試験の過去問についても、未修分野は教科書を使って解答してよいので、最低でも3年分を目安に解いてください。ここで秋・冬への展望を得たいところです。

アウトプット学習ではここに注意!

市販の問題集や過去問を使ってアウトプットの練習をする際の注意点として、必ず「原点」に戻る作業を挟んでください。つまり、普段自分が使っている教科書なり参考書なりに問題を解いて得た知識などを書き込んでいくのです。この作業で情報の一元化ができ、秋・冬以降の勉強をとてもスムーズにしてくれます。
そして、共通テストの過去問や予想問題については、方向性が見えているのではあれば、夏休みの時点で解く必要性は全くありません。もしどんな問題が出るかさえ分からないのであれば、直近2年分を解いておくだけで良いと思います。夏休みで重要なのは世界史そのものの力を蓄えることです。秋・冬以降の本格的な問題演習で心が折れないためにもここで実力を涵養しておきましょう。

この記事を参考にして、みなさんが世界史を楽しみながら、同時に入試で合格点をもぎ取ってくれることを願っています。

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