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難関大合格者の受験術

【受験生あるある】受験生にありがちな残念なあるあると、その解決法

京都大学|S.H

今回は受験したことがある人なら誰もが経験したことがある、あまり嬉しくない「受験生あるある」をご紹介。その解決法も提案します!

あれこれ参考書を買うものの結局は積読(つんどく)

受験勉強において必ずお世話になる参考書。すべての教科、基礎から応用まで網羅されておりその数は莫大です。同じ範囲でも著者によって学習法も異なり、あれもこれもと手を出すと、ほとんど手を付けないまま積読(つんどく。読まないで放置)してしまう参考書もちらほら……。

もちろん、単語帳や問題集など、必要な参考書は買うべきです。ただ、買う前に絶対にするべき「ある行動」を意識しましょう。それは“学習計画”です。衝動的に「これはわかりやすそう!」と買ってしまうのではなく、それを買った場合どのように時間をとって学習していくのかをしっかり考慮してから購入しましょう。また、わかりやすい参考書を1周だけ回すより、わかりにくい参考書でも何周も回す方が有用な場合がほとんどです。今現在使っている参考書の進捗も頭に入れて選択しましょう。

朝どうしても起きられず夜型から抜け出せない

受験生生活では夜型より朝型の方が好ましいと言われることは多々あります。しかし、昼間にだらけるとそのツケはほとんどの場合夜に来てしまうもの。そして「夜やればいい」が習慣化してしまい夜型に……なんてことはよくあります。それでもなんとか早い時間に起きようと、早朝にアラームをセットしたものの、結局二度寝。この悪循環は、なかなか抜けることが難しいです。

僕の経験上、この悪循環を抜けるためには、「2日連続で早起きを成功させる」ということを意識してみることが非常におすすめです。人間は寝る時間は変わっても起きる時間は変わりにくいと言われています。つまり最初は起床時間を変えるのは大変苦労しますが、逆に言えば、続ければ早起きは段々と苦じゃなくなる、ということになります。

二日連続で早起きが続けば、そのあとは比較的早起きを続けやすくなります。「とりあえず2日間続ける!」という強い意志で、早めの就寝で二日間は早めの起床をしてみましょう。

モチベーションが実行まで続かず勉強計画がとん挫する

ただ闇雲に勉強するより、しっかりと日ごとに勉強計画を立てて勉強するほうが成績の伸びも効率も上がることは明らかでしょう。しかし、受験において「あるある」なのが、勉強計画を高い意識で立てるだけ立て、実際には全く予定通りに勉強は進めることができず、最後には勉強の進め方も曖昧な形になってしまって、また1から計画を練り直すということです。

これに関して言えることは簡単で、やはり実現性の高い計画を立てようということです。ほとんどの場合、計画段階においてはモチベーションが非常に高く、実際に実行するにはかなり厳しいものになることがほとんどです。

このとき、余裕のある勉強計画を立てるということが非常に大切になりますが、その余裕の作り方として「自由時間」の枠を設けることがとても有用です。自由時間といっても休憩時間ではなく、どんな勉強をするかはその時々で自由に決められる時間ということです。

多少勉強が計画通りに進まなくなっても、この時間を使って補えばいいわけですから、計画の成功する可能性が高まります。計画を立てたあと新たにやりたい勉強ができても、その時間を活用することで計画を変更せずにその勉強が行えます。モチベーションが下がってしまい、あまり勉強する気がおきない時は、その時間を休憩時間にあててもよいでしょう。

いかがでしたでしょうか。受験生の多くが陥る「あるある」を挙げましたが、陥りやすいということは逆に、それらを解決できれば他の受験生と差をつけられるということです。ぜひこの記事を参考にしてみてください。

京都大学|S.H

京都大学文学部に在学しています。入学年度は2019年度です。入試制度は変わっても受験で大切なものは変わらないと思いますので、きっとみなさんの役に立つ情報をお話しできると思います。

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