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【合格ノート術】模試や試験の反省点を「試験ノート」に!

東京大学|Y.S

皆さんは、模試を受けた後の復習をどのように行なっているでしょうか。もちろん数学を中心に解けなかった問題のとき直しは最低限行なっているとは思いますが、果たしてそれで十分でしょうか。

私は、模試や試験を受験するたびにその反省点をノートにまとめていました。入試直前にはこれを確認すれば、試験における自分の間違いの傾向、今まで取り組んできた課題がすぐに一覧でき、精神的も技術的にも非常に有効でした。

今回は私の作成していた「試験ノート」についてご紹介させていただきます。

試験後には失敗の原因を分析

試験を受け終わった後、解けなかった問題のとき直しを行う人は非常に多いですが、ではなぜその問題が解けなかったのか、その解法を思いつかなかったのはなぜか、説明できますか? 試験終了後に「時間足りなかった〜」という人は多いですが、なぜ時間が足りなくなったのか、どの問題に時間を取られたのか、なぜ見切りをつけなかったのか、なぜその問題に時間がかかったのか、説明できますか? これらのよくある失敗でさえも、このように、突き詰めて考えればたくさんの要因が絡まり合って生じているものだとわかります。

このような漠然とした「失敗」というイメージをより深く分析してみることは有効です。例えば、自分は開始10分以内に解いた問題では計算ミスをしやすいのかもしれませんし、あるいは逆に終了10分前に焦ってミスを連発するタイプかもしれません。そうしたデータが取れれば、次回からは特にこういう問題は見直しを重点的にしよう、この分野の学習はまだまだ不足している、などの対策が立てやすくなります。

分析したらノートに言語化

解答解説や自分の答案と睨めっこしてなんとなく失敗の原因が分析できたら、自分の言葉でノートに言語化してみましょう。言語化してまとめておくことで、重点的に取り組むべき範囲、試験前の最終チェック項目、高得点が取れた時のルーティンなどがいつでも参照可能になります。

これは別に紙のノートでなくともスマホのメモ帳でもなんでもよいのですが、次の試験前になるべく見返しやすいような形でまとめておくことが重要です。

記録する内容は自由です。ミスの傾向、試験前にチェックしたい弱点分野、試験前日に食べていたもの、持ち物、試験開始時に問題用紙をめくるのが先かペンを握るのが先かなど、自分の記録したいことをなんでも記録し、見直しましょう。

こうした記録は本番前に読み返せば精神安定剤としても使えますし、もちろん試験前の最後の確認にも使うことができ、非常に有効です。ぜひ次回の試験後から試してみてください!

東京大学|Y.S

東京大学法学部に在学しております。入学年度は2019年度です。少しでも早く一歩を踏み出し、継続して努力する皆さんを応援します。

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