
2026/3/12
こんにちは。
学研プライムゼミで英語を担当している竹岡広信です。
今日は、よくいただく質問についてお話しします。
「先生、共通テストの長文を読むのが遅いんです。どうしたら速くなりますか?」
本当によく聞かれます。
そのとき、私はいつもこう聞き返します。
もし幼稚園の子どもに「テレビゲームをやるのが遅いんです」と言われたら、どう答えますか?
たぶんこう言いますよね。「ひたすら練習しなさい」と。
結局、それと同じなんです。
「速く読む方法」はありません
読むのが遅い人に共通していることがあります。
それは、(数を多く)読んでいないこと。
本を速く読めるようになるのは、特別なテクニックを身につけたときではありません。
相当、量を読んだあとです。
速く読む“方法”なんて、実はないんです。
読んで、読んで、読んでいるうちに、気がつけば速くなっている。
ひたすら訓練。それだけです。
単語帳ばかり見ている。
4択の文法問題ばかり解いている。
それでは読解スピードは上がりません。
共通テストで求められているのは、まとまった英文を処理する力です。
だからまず、読むことが大切です。
何を読めばいいのか
まずは過去問です。
共通テストでもいいですし、過去のセンター試験でも構いません。
とにかく良質な問題を、できれば毎日読むことです。
そして、出てきた単語を自分の単語帳でチェックする。
これを繰り返していると、「あ、また出てきた」「これ、前も見たな」という瞬間が増えていきます。
多く読んでいる人は、自然と語彙が増えます。
当たり前のことですが、その当たり前ができていない人が多いのです。
そして共通テストの選択肢は、本当によくできています。見事に言い換えてきます。
正直に言えば、私でさえ「これかな…?」と一瞬迷う選択肢があります。
プロが悩むレベルの言い換えです。受験生が簡単に見抜けるわけがありません。
だから必要なのは、消去法です。
明らかに違うものを消す。
傷のある選択肢を消す。
最後に「傷のないもの」を残す。
これが共通テストの王道です。
過去の問題をひたすらやる、知らない単語は単語集で調べる。
これをしっかりやるだけでも力がつくと思います。
90%というライン
4月からきちんと過去問演習を始めれば、1月には90%を狙える力は十分につきます。
内容は、決して超難解な構文ではありません。
語彙も極端に難しいわけではありません。
だからこそ、「読んでいない人」が伸びないのです。
共通テストの読解で大切なのは、次の2つです。
① とにかく読む量を増やすこと
② 消去法を徹底すること
速読の裏技はありません。
まだ間に合います。今日から、読む量を増やしてみてください。
以上です。
※この記事は下記動画をもとに、プライムゼミ編集部が再構成したものです。

学研プライムゼミ英語講師|竹岡広信先生
受験英語界屈指の人気講師。多くの東大合格者から厚い信頼を集め、東大英語はもちろん、共通テスト英語対策や英作文講座でも「視界が開けた」「伸び方が変わった」と高い評価を集めている。
授業の核にあるのは小手先のテクニックではなく、「英語ができるようになる学び方」そのもの。単語学習では“音”を手がかりにイメージで定着させるなど、理解と暗記を両立させるアプローチで、学習を「やらされる暗記」から「伸びる実感」へと切り替えていく。
この画期的な指導メソッドへの評価は極めて高く、漫画『ドラゴン桜』制作時の東大合格者アンケートでも「最も支持する英語教師」に選出。作中の名物講師のモデルとして、そのアプローチが採用された。
さらに、漫画のモデルにとどまらず、竹岡先生本人もNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で特集されるなど、その熱い指導ぶりは広く知られている。
著書も多数。ベストセラー『ドラゴン・イングリッシュ基本英文100』(講談社)をはじめ、『竹岡の英文法・語法ULTIMATE究極の600題』『竹岡の英語長文SUPREMACY至高の20題』(いずれもGakken)など、入試に直結する“本当に必要な力”を磨く参考書を刊行し続けている。
現在、大手予備校講師として教壇に立ちながら竹岡塾を主宰。そして、学研プライムゼミの講師として、全国どこからでも最高の授業を受けられる環境を提供している。
「受験」という荒波の海。この海を渡り切る“最強の水先案内人”は、いつでもどこでも手に入る、受講者の最強の武器になるはずだ。










