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【勝てる学習術】現代文は最低限の対策で「大失敗」をなくそう!

東京大学|Y.S

文系の人にとっての現代文は、多くの大学で試験科目として課される上、配点も比較的大きくなっている科目です。にもかかわらず、多くの受験生の得点が平均点近くに集中し、あまり差がつかない科目でもあります。

そのため、共通テストでは重要科目とされ多くの時間を対策に費やす受験生も、二次試験の現代文の対策は疎かになりがちです。しかし、これは逆にいうと、大失敗すると自分だけ大きくハンデを負ってしまうということ。したがって、他と差をつけられないように対策は行う必要があります。今回は、現代文で最低限どういった対策を行うべきかお伝えします。

センター試験の過去問を記述で解いてみる

私が受験生の頃行っていた勉強方法なのですが、普段はマークで解いているセンター試験・共通テストの過去問を、記述式の問題として解いてみるとなかなか勉強になります。

センター試験の問題は論理関係がはっきりした素材文が多く、「論理的に文章を読む」良い練習になります。記述式の場合、傍線部付近を漫然と確認するだけでは答案は作れません。解答の要素となりそうな内容を考えながら読む必要がありますので、そのような力を養えるこの学習方法はおすすめです。

志望大学の過去問で演習する

現代文の場合、二次試験の対策として最も適している教材は、やはり志望大学の過去問です。なるべく解説の充実したものを選ぶといいと思います。そして、まずは自分で解いてみましょう。

過去問演習する時、特に注意すべきは、回答欄の大きさを本番と同じ大きさにすることと、問題文の要求に応えることです。同じような問題でも大学によって字数制限に差があります。少しくらい字を小さく書いても採点はされると思いますが、なるべく大きく丁寧な字で回答するように心がけましょう。

また、意外とやりがちなミスとして、問題文の要求と異なる書き方の解答をしてしまうというものがあります。例えば、理由を問われているのに「〜こと」、どういうことか問われているのに「〜から」と答えてしまうものです。こうしたミスで失点することは非常にもったいないですから、細心の注意を払いましょう。

過去問を解き終わったら、解説を熟読し、自分が把握できていなかった論理関係を直ちに確認しましょう。この作業をすることによって、解答の要素を大外ししない力がつきます。そして回答例を読むことで、解答の型を自分なりに身につけましょう。社会の論述科目ほどはっきりとではないにせよ、やはり記述の型が存在します。これらを押さえておけば、現代文で差をつけられることはまずなくなると思います。

東京大学|Y.S

東京大学法学部に在学しています。入学年度は2019年度です。少しでも早く一歩を踏み出し、継続して努力する皆さんを応援します。

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