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【勝てる学習術】やれば得点に結びつく!地学基礎の勉強法

東京大学|A.I

「地学基礎」は、全然勉強していないという人がかなりいる気がします。私は学校で高校3年生のとき授業を受けていたので勉強自体はしていたのですが、センター試験(今でいう共通テスト)の問題はてんでダメでした。そこで焦って12月頃にかなり身を入れて勉強に取り組んだ覚えがあります。手をつけてない人、問題が解けない人に、私の地学の勉強法、特に暗記に関してお伝えしたいと思います。

暗記が少ない地学でも、結局暗記は大事

地学基礎を選択した理由が「暗記が少なそうだから」である人は一定数いると思います。確かに生物基礎などに比べたら少ないような気がしますが、その少ない暗記事項は絶対に覚えてください! 少ないのだからその分だけでも覚えましょう! そして、「なんとなく覚えた」というレベルではおそらく問題は解けません。わたしが高校で習っていた時は、何となくで覚えていました。そのレベルでセンター試験の模試を受けたら、壊滅的でした。全部の選択肢が合っているような気がして、はたまた全部間違っているような気もしてきて、悔しい思いをしました。

地学基礎で求められているのは、高校レ2教科書・参考書を細かくきちんと覚えることです。そして、教科書のページの下の方にある注釈やコラムも大事になってきます。そして図や写真も重要です。教科書に載っているものはすべて覚える気概が大事です。

教科書は1つのものを使えばいいので、その同じ教科書を繰り返し読みましょう。私は読むときに大事なところ・知らなかったことなどに蛍光ペンで線を引きながら読んでいたのですが、最終的には教科書の全ページが蛍光ペンでいっぱいになりました。

地質時代の区分はノートに表を書いて完璧に覚えよう

覚えるといっても、特に何をどう覚えればいいのでしょうか。わたしが受験生当時、「ここまで細かく覚えなければならないのか!」と戦慄したのは、地質時代の区分です。地質時代の区分と言われて「シルル紀、ジュラ紀、カンブリア紀、デボン紀、ペルム紀」のことだなとピンとこなかった人は焦ってください!

私は大まかな流れは何となく覚えていたのですが、問題で問われるのはその時代が○○年から○○年までで、どの生物が繁栄し逆にどの生物が廃れていったのか、気候は寒冷化していたのか否かなど、本当に詳細にわたります。なので、まずは何時代が何年から何年までかという表をノートに整理して、語呂合わせで一気に覚えてしまいましょう。語呂合わせは自分で作ってもいいですし、ネットで検索してもいいのではないでしょうか。それが覚えられたら、その時代にどの生物が反映したか・どんな出来事が起きたのかもノートに書き入れ、それも1つ1つ覚えましょう。

皆さんのゴールは、この自作ノートの表を閉じてもまた自分で全く同じ表を復元して書けるくらいになることです。その復元ができるようになれば、覚えたと胸を張って言えますし、テスト中にその簡略版を書いて問題を解いていくことができます。

地学基礎はやる気が出ないという方もいると思いますが、逆に、やれば確実に点数が伸びる科目です。したがって、勉強量が完全に得点と比例する科目と言えます。得点源にできるかどうかは、皆さんの頑張り次第ですね。

東京大学|A.I

東京大学法学部に在学しています。入学年度は2018年度です。みなさんが少しでも受験を楽しく乗り越えられるようにアドバイスをしたいです。

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