最近の世の中の風潮なのでしょうか、受験関係のドラマが一時期すごく流行っていました。この受験ドラマ、果たして受験生が見て効果的なものなのでしょうか。結論から言ってしまえば、役に立たないこともない、これくらいにとどめておきましょうか。というのも、この受験ドラマを効果的に受験勉強に役立てようとするなら、見るべき時期とドラマの内容が重要になってくるのです。
ここでは、実際に受験をテーマにしたドラマを見て勉強のやる気が出た私が、見るべきドラマ、そしてそのタイミングについてご紹介していきます。
受験生は見るべからず!!
まず最初に、もしあなたが受験学年、つまり浪人生や高校3年生であるならば、受験ドラマは見るべきではありません。ドラマを見るくらいならその時間を惜しんで勉強したほうがよっぽど効率的です。後で少し説明しますが、たまに受験生が見てそれがプラスに働くときもありますから、これがすべてではありませんが。ではどんな人が実際に受験ドラマを見るべきなのでしょうか。
それは、これから受験学年になる人、具体的には高校2年生の冬くらいがよいのではないでしょうか。高校2年生は、これから受験生になるということで不安になる人が多いのです。ここで、受験系のドラマを見ておくと、不安よりもモチベーションが生まれます。受験ドラマは基本的にハッピーエンディングですし、受験のイメージをマイナスからプラスに変えてくれます。
実際に私も高2の冬にある受験ドラマを見てすごく勉強のやる気が出ましたし、受験生って意外と楽しめるものなのかも、と思い始めたほどです。これから本格的に受験生になる、という人が受験ドラマを見るのは効果的かもしれませんね。 一方で、行き詰ってしまった受験生にも効果的といえるかもしれません。一生懸命勉強していても成績が振るわなければどうしても受験に負のイメージを持ってしまいますし、途中で投げ出したくなりますよね。煮詰まってしまったら、少しリフレッシュするために受験ドラマを見るのも手かもしれません。ですが、受験生あるあるとして、誘惑に負けて受験勉強の途中にドラマを見始めてしまうと、受験ドラマに限らず様々な作品を見始めてしまい、逆に全然勉強に手がつかなくなってしまうなんてことも…。あくまでも最終手段としたほうがよさそうですね
どの受験ドラマがおすすめ?
では、具体的にはどの受験ドラマを見るのがいいのでしょうか。私の個人的なおすすめは、王道になってしまいますがやはり「ドラゴン桜」でしょう。出演されている俳優陣が今となってはこんな豪華なことある?というほど大物の方ばかりですし、なにより、いかにも風貌から受験生ぽくない生徒たちが、紆余曲折ありながらも勉強に打ち込んでいく姿に勇気がもらえます。もちろん実際問題として受験はそんなに甘くありませんし、実は全員がハッピーエンドで終われるドラマではないのですが、まあこんなこともあるよな、という妙にリアリティのある作品なので、いかにも作り話として見なせないのもまたドラゴン桜の見所でしょう。
こちらはドラマではありませんが、もう1作品ご紹介しておきます。こちらも有名ですが、「ビリギャル」もおすすめ作品の1つです。ドラゴン桜にも共通しますが、とても受かるとは思えない状況の生徒が必死に勉強して合格に近づいていく姿には誰しも感動することでしょう。これを見て、逆境でもそれをばねに勉強すれば十分逆転が可能だという希望をもらえるので、これから受験生になるという人、ぜひこの2作品はチェックしてみてください。
東京工業大学 | E.Y
現在東京工業大学に通う3年生です。材料学を専門に普段は研究をしています。東工大と同時に慶応大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、ICUにも合格できました。この経験をみなさんへお話します。