「英単語帳だけで3~4冊も持ってる」「使用する参考書を頻繫に変えている」皆さんの周りに、そんな受験生はいないでしょうか?つい“参考書コレクター”になってしまう受験生は一定数いますが、それは非常に危険です。では、なぜ参考書を買い過ぎることは危険なのでしょうか?今回は、その点について詳しく解説していきます。
参考書を買いすぎるのはNG!
まず大前提として、学習する参考書の量と成績は比例しないということを理解しておく必要があります。確かに、一定数の参考書をこなす必要はありますが、たくさん参考書を揃えたからといって成績が上がるかと言われれば、それは全く関係がありません。成績が上げるうえで本当に重要なことは、1冊の参考書を何度も復習し、記載されている内容を完璧に理解することです。
実際、私のクラスメイトに参考書コレクターになってしまった人がいました。彼は成績が伸び悩んだ末、「俺の成績が伸びないのは参考書が悪いからだ」という結論に至ったようです。彼はさまざまな参考書を買い漁り、自分に合った参考書を見つけようと必死でした。その結果、彼は残念ながら第一志望に落ちてしまいました。
なかなか成績が伸びない時、「参考書変えようかな…」という気持ちになってしまうことは痛いほど分かります。ですが、そこで新しい参考書を購入するのではなく、今持っているものを根気よく復習し続けてください。優劣はあるものの、全ての参考書は成績が伸びるように作られています。10冊の参考書を1周するよりも、1冊の参考書を10周して知識を定着させていきましょう。
自分に合った参考書の選び方
そのためにも、自分と相性の良い参考書を選ぶことは非常に重要です。実際に参考書選ぶときに意識して欲しいことは、「実際に手に取って内容を吟味する」ということです。今の時代、ネットの情報だけで参考書を決めるという人は少なくないと思います。確かに他の人の評価が高く、お勧めされる参考書は、良いものが多いでしょう。しかし、それは「better」であっても「best」ではありません。自分の成績・学習習慣などによって、お勧めの参考書は変わってくるからです。
また、志望校の傾向に合わせて参考書を選ぶことも重要になってきます。例えば、英語長文がメインに出題されるのに、英文法の参考書ばかりやっていては、知識こそついても合格の確率はそれほど上がりません。英語長文がメインであるなら、英語長文の学習に重点を置くべきです。闇雲に参考書を選ぶのではなく、志望校の合格に必要な参考書をピックアップするようにしてください。
関西学院大学|F.N
関西学院大学商学部へ2019年度に入学いたしました。現在、学習法を中心とした学生向けのブログを運営しておりますので、ここでも受験生の役に立つ情報をお届けしたいと思います。