小論文対策っていったい何から始めたらいいの?「小論文の基本のき」では、そんな初心者の素朴な疑問から解説します。推薦入試で必要な小論文の書き方のコツをつかんで、志望大学合格を目指しましょう!
Vol.1 小論文って何?
推薦入試(学校推薦型・総合型選抜)での大学進学を考えているなら、入試で小論文が課される人が大多数かと思います。ここでは小論文って何?ということからお話しします。「作文」と「小論文」って何が違うの?など、気になっている人も多いのでは?
重要なことは、
小論文とは、社会に向かって「意見」を述べて説得する文章である
ということです。
「社会に向かって」と言うのは、小論文を読んでもらう相手は、身近な友達や家族、知っている先生ではなく、世間一般だということです。その代表が入試の時の採点官と思えばいいでしょう。
世間一般だと身近な人と違って、もともとあなたの人柄を知っているから意見に賛成してくれそう、ということはありません。
社会で通用するような客観的な理由・事実に基づいた根拠をあげて、読み手を説得することがもとめられています。
作文のように、思ったことや思い出を書くこととは違うということがわかりましたね。
小論文の課題はあなたに意見を求めています。その意見には、根拠があるか、その根拠は客観的な事実に基づいているか、それが、“合格できる小論文”のポイントです。
では、どう勉強したら小論文が書けるようになるでしょうか。
あなたは毎日、言葉、日本語を使って考え、話しています。その中で、事実に基づいた根拠をもって考え、書く練習が大切です。実際に課題に沿って練習するといいのですが、いきなり実践は難しい……、さあ、どうしたらよいでしょうか?
次回はこの続きを、具体的に解説したいと思います。