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【番外編】集中力アップが期待できる気分転換のコツ

東京大学|S.H

試験が迫ってくると、追い込みで何時間も連続して勉強する必要があるように感じて、何時間も頑張ってしまうという方も少なくないでしょう。
ところが、あまりに勉強し続けるとだんだん疲れが溜まってきて、集中力が下がり、結果的に効果の上がらない、ただつらいだけの勉強をしてしまうことも。
今回は、集中力アップが期待できる気分転換のコツについてお伝えします。

勉強疲れには体を動かしてみよう

気分転換のコツその1は、体を動かすことです。

長く机に向かっていると、肩が凝ってきたり、腰が痛くなってきたり、目が疲れてきたり。
そんなときには、軽く運動することをおすすめします。

運動と言っても体育の授業ほどしっかり身体を動かすわけではなく、軽いストレッチや散歩、ちょっとしたジョギングなどで大丈夫です。
短時間で誰でもできるものとしては、たとえばラジオ体操があります。
1セットは5分以内に終わりますし、音楽に合わせてバランスよく身体を動かすので、気分もすっきり。場所も取りません。
テレビ体操として放送されているものもありますから、もし時間が合って視聴可能なら、放送時間になったら毎日テレビを点けて体操をする、などとスケジュールに組み込んでしまうのも悪くないでしょう。

少し時間に余裕があり、もっとリフレッシュしたい、もう少し強度の高い運動をして汗を流したい、という方には、縄跳びなどもおすすめです。
連続して跳んでいると、ただの前跳びでも案外すぐに疲れてきます。
ワイヤレスのイヤホンがあれば、音楽を聞きながら一定のリズムで跳ぶというのもよい運動になるかと思います。

疲れているのにさらに運動なんて….と思われるかもしれません。ですが、長時間の勉強疲れは、体を動かさないことが原因であることも。
そのときの体調や疲労度に合わせて体を動かし、気分転換して勉強に臨みましょう。

無心になれることに熱中して

勉強でたくさん使った頭を休めるには、何も考えないことが一番。
無心になれる趣味に没頭すると、リフレッシュすることができます。

気分転換のコツその2は、無心になれる趣味に没頭することです。

例えば、手先を動かすことのできる趣味 ― 折り紙、工作、切り絵、手芸や、絵を描くのもよいかもしれませんね。
音楽を何とはなしに「聞く」のではなく耳を傾けて「聴く」ことや、得意な方は楽器を演奏することでも、上手に気分転換できるかもしれません。

小説や映画、ドラマの世界に没入するというのもよい方法のひとつ。
物語のことだけを考えていれば、勉強のことは気にならなくなりますから、「何も考えない=無心」に準ずる体験になります。

気分転換のコツその1として「体を動かす」というのも、人によっては「無心になれる趣味」に当てはまるかもしれません。
無心にもなれて、疲れもとれるなら一石二鳥といえますね。

また、究極の「無心になれること」としては睡眠も当てはまります。疲れ切ってしまったときには、ぜひお試しあれ。

ただ、このすべてに共通して注意していただきたいのが、気分転換が楽しすぎて、勉強に戻ってくる気がまったく起きない!とはならないようにすること

これを防ぐためには、さっと短い時間で終わることに取り組んだり、タイマーをかけて時間できっかりやめるようにしたり、「5曲聴いたら」「1章読んだら」「1本ドラマを観たら」といったわかりやすい単位で勉強に戻ってくると決めたり、などの工夫が必要です

気分転換に「ゲーム」をおすすめしないのは、これが理由です。
始めてしまえば際限なくプレイできてしまう!という方は大人でも多いですから、気分転換の手段としてはできる限り避けるようにしましょう。

趣味に没頭し、無心になることで、頭のリフレッシュになり、集中力のアップも期待できるでしょう。


今回は、集中力アップが期待できる気分転換のコツを2つの例をあげてご紹介しました。
根を詰めて勉強するよりは、上手に気分転換したほうが勉強の質も向上します。
ここでお伝えしたコツを取り入れて、みなさんも勉強の合間に気分転換してみてはいかがでしょうか?

東京大学|S.H

東京大学教養学部在学中。高校時代は公立校の外国語科に在籍し、塾に通うことなく合格をしました。皆さんができるだけ楽しみながら勉強を進められるようなコラムを執筆いたします。

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