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英検🄬準1級に合格するには? 効率的な勉強の方法・流れを解説

学研プライム研究所

英検🄬準1級の試験対策を始める際、勉強法がわからないと不安に感じるでしょう。今回は、英検準1級に合格するための効率的な勉強法や勉強の流れを解説していきます。

英検準1級の試験概要

英検準1級は、一次試験と二次試験に分かれています。ここではそれぞれの試験概要を紹介します。

一次試験

一次試験は筆記(90分)とリスニング(約30分)で構成されています。筆記はリーディングとライティングにセクションが分かれており、リーディングでは語句の空所補充や長文読解などが出題されます。ライティングは、文章の要約や指定トピックに関する英語論述が求められるセクションです。また、リスニングでは、会話やアナウンスなどの音声を聞いて、最も適切な選択肢を選びます。

二次試験

二次試験は面接形式で、試験官との個別面接を通じて、受験者のスピーキング力が評価されます。二次試験には、日常英会話のほか、4コマイラストの説明や関連する質問への応答、住民運動などのテーマについて自分の意見を述べる問題が含まれます。

英検準1級の効率的な勉強法

限られた時間の中で英検準1級に合格するためには、効率的な学習が欠かせません。ここでは技能ごとに効果的な勉強法を詳しく解説します。

単語編

単語を効率的に覚えるためには、くり返し学習が不可欠です。一冊の単語集を徹底的に学び、毎日復習する習慣をつけましょう。単語を暗記する際は意味だけでなく、正しい発音や使用例もあわせて覚えると、記憶が定着しやすくなります。

リーディング編

リーディング力を高めるために、まずは接続詞を学習しましょう。接続詞を理解すれば、文章の構造や展開を予測できるようになるため、全体の内容を把握しやすくなります。
その後、文章を小さなまとまりに分けて音読しながら意味を捉える「サイトトランスレーション」で読解力を高めていきます。英語の語順のまま理解する練習になるため、文章の内容を深く理解できるだけでなく、リスニング力やスピーキング力の向上も期待できます。

ライティング編

ライティングの問題形式を把握したうえで、時間を意識しながら過去問や問題集に取り組むのが効率的な勉強法です。
英検準1級のライティングで合格基準スコアを獲得するには、要約する力と意見を論述する力を伸ばす必要があります。要約問題では、原文どおりではなく、自分なりの表現で内容をまとめる能力が求められます。意見論述では、導入・本文・結論の構成を意識して、自分の考えを効果的に伝える練習が欠かせません。どのようなテーマが出題されても自分の意見を伝えられるように、過去問・問題集の解答例やニュース記事を読み、知識を深めておくのも有効な対策です。

リスニング編

リスニング力を高めるためには「シャドーイング」と「ディクテーション」が効果的です。シャドーイングは、音声を聞き取った直後に声に出す学習法で、発音やイントネーションの改善にも役立ちます。ディクテーションは、聞いた音声を文字に書き起こす勉強法で、注意深く聞き取る力と記憶力を鍛えられます。
過去問演習も並行して進めましょう。演習の際は、音声が流れる前に設問を読んで音声内容をイメージすること、全体を捉えることが重要です。未知の単語が聞こえても、落ち着いて全容や要点の把握に努めましょう。

スピーキング編

スピーキング力を向上させるのにも「シャドーイング」が有効です。シャドーイングによって、英語の正しい発音やリズムを習得でき、連結や脱落といった英語特有の音声変化にも次第に慣れていくでしょう。
試験対策としては、4コマイラストの説明に関する課題で過去形や接続詞を適切に使い、登場人物の感情や行動を具体的に描写する練習が必要です。社会的なテーマについて意見を述べる問題に備えて、自分の考えを簡潔にまとめる練習も行いましょう。

英検準1級に合格するための勉強の流れ

スケジュールを立てて効率的に試験対策を進めると、最短ルートで合格を目指せます。ここでは具体的に、勉強の流れについて解説していきます。

過去問を解いて試験内容や問題傾向を把握する

まずは過去問を解き、出題形式や自分の実力を把握しましょう。解けなかった問題については、単語や文法の理解不足、解答時間の配分など、得点できなかった原因を特定します。

単語や文法を学ぶ

単語と文法は、4技能すべての土台です。準1級で出題される語彙のレベルは高いため、単語学習は特に重要となります。効率よく学ぶために、準1級向けの単語帳や過去問を活用して頻出単語から覚えていきましょう。

苦手分野の学習を重点的に進める

英検準1級で合格を目指すには、自分の弱点を特定し、集中的に対策することが重要です。日本英語検定協会によると、2016年度第1回一次試験において、各技能で正答率が7割程度だった受験者は多くが合格しています。つまり、1技能でも極端に低い点数を獲得すると、試験に合格できない可能性が高まると考えられます。そのため、過去問を解いて得点が低かったセクションについては、徹底的に分析して得点力アップに努めましょう。

過去問演習に取り組む

過去問演習に取り組む際は、本番と同じ時間配分で取り組み、試験終了まで集中できる力と体力をつけておきましょう。まとまった時間を確保するのが困難な場合、制限時間を設けて実践的に練習するのがおすすめです。試験当日の雰囲気に慣れる目的で、図書館などの周囲に人がいる環境で過去問演習を行うのも効果的です。過去問を解いた後は、採点と復習を同日に行い、間違えた問題を分析して次の学習に役立てましょう。

特に重要なのは単語学習と過去問演習

英検準1級に合格するためには、語彙を増やしながら、今回紹介した技能別の勉強法で対策を進めることが重要です。さらに、並行して過去問演習を行えば、自信を持って試験に臨めるでしょう。

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