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難関大合格者の受験術

【勉強スケジュール管理術】一日ごと、長期的スケジュールの立て方を大公開

北海道大学・農学部 |T.K

受験生ならばほとんどの方が行っていることの一つに「スケジュールを立てる」というものがありますね。その日その日に手を付ける科目のスケジュールを立てたり、長期的に見てどの科目をどこまで終わらせるかをスケジュールで立ててみたり。スケジュールを立てることは受験の基本ではありますが、その方法によっては不利に働くこともしばしばありあます。
今回は、私が実践して非常に効果のあった一日ごと・長期的スケジュールの立て方を紹介します。スケジュールの立て方は当然ながらその人の進度具合など様々な要因によりますが、ここでは現役の方向けにお話しします。

一日ごとのスケジュールの立て方

一日ごとのスケジュールの立て方について、まずは直近1カ月にイベントがあるかを確認しましょう。ここでのイベントというのは、学校でのテストや模試のことです。特にイベントがない場合、一日ごとのスケジュールを1週間分立てていきます。ここで大切なことは、「なるべく多くの科目を一日に組み込み、少し無理をしないと終わらない量を設定、そして必ず日曜日を空ける」ということです。多くの科目を組み込む理由は、ストレス軽減のため。受験が近づいてくると机に向かう毎日で、そこで1つの科目と長時間向き合うというのは、正直言ってしんどいです。いつの間にか思考が止まっていることもありました。その科目に飽きたら次の科目を始める。こうやって科目を回していくことでストレスを大幅に減らすことができます。


しかしここで注意ですが、解けない問題があるから次の科目に移行するというのは厳禁です。次にその問題を再開する時に内容を忘れていますし、何より限界まで考える力がつきません。そして「無理な量を設定する」というのは、何もその日に無理矢理終わらせる、というものではありません。無理な量を設定することで、その終わらせることができなかった分量を日曜日にこなす、これで1週間のスケジュールが立ちますね。日曜日に終わらなかった量は翌週に繰り越しても良いですが、できればその週のうちに終わらせておくと翌週のスケジュールが立ちやすくなります。

長期的なスケジュールの立て方

長期的なスケジュールは、イベントに注意することが大事です。少し先に模試やテストがある場合、それを無視して自分のペースで問題集を進めることは効率が良くありません。テストはその学校の内容によりますが、特に模試ではそれを活用しない手はないです。模試の目標はあくまで「自分の弱いところを見つけること」、つまり復習をしなければ意味がありませんね。少なくとも模試後5日はその復習に当てるべきです。


話を戻しますが、長期的スケジュールでも「少し無理な設定で大雑把な目標を立てる」ことを意識しましょう。無理な設定をする理由は先程のモノと一緒ですが、大雑把な目標を立てるというのは「〇月までにこの参考書を終わらせる」くらいのもので結構です。ですがこの大雑把な目標は必ずこなしましょう。一日の目標の遅れならばどうにかするのは可能ですが、長期的なものだと遅れを取り戻すのはかなり時間がかかります。これを把握するのもスケジュールを立てることのメリットですね。
自分が今どこにいるのかを見失わずに着実に仕上げへと近づいていく、これこそがスケジュール管理の目的となります、これを見誤ることの無いようにしてほしいです。

北海道大学・農学部 |T.K

北海道大学農学部に2019年に入学しました。ブログで受験に関するノウハウを連載しています。みなさんへもとっておきの話を提供できればと考えています。

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