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【勝てる学習術】高2からきちんと授業で「漢文」対策を!

東京大学|A.I

高2だと漢文はまだ勉強が進んでいないという人も多いと思います。高3生になってから勉強しようとか、共通テストでしか使わないからとりあえず後回しにしようと思っている理系の方もいると思います。人によって優先順位はそれぞれですし、漢文は確かに全体の得点における比率は小さいことが多いです。ですが、だからこそ落としてはいけない科目でもあります。では、どういう風に勉強を進めるのがいいのか、今回は少し私なりにご提案できればと思います。

漢文は学校の授業を受験対策にしよう

学校で漢文の授業がある人は、学校の授業に真剣に取り組みましょう。これを当たり前と思う方もいれば、学校の授業を真剣にやるなんて無理だと思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、学校の授業にきちんと取り組むことはかなり効率的なのです。

第1に、漢文は優先順位が他科目に比べてそこまで高くない人が多いと思いますし、わざわざ貴重な勉強時間を多くは割きたくないからです。漢文に時間をかけるよりも、もっと配点の大きい数学や英語・理社に時間を割いたほうが全体の得点アップに直結します。また、学校の勉強をなあなあにして定期テストの時だけ頑張って誤魔化すという方針で行くと、高3生のときに初めから漢文を見直さなければならなくなります。だったら、高3生の時に配点の大きい科目により集中できるように、今のうちから普段の授業でコツコツ受験対策しませんか? そしてどうせ学校の定期試験からは逃れられないのですから、日々の漢文の授業にしっかり取り組んで、定期試験対策も同時に行ってはどうでしょうか?

第2に、共通テストで出題される漢文は教科書レベルです。つまり学校で扱っている文章を読み解くことが、受験対策に直結します。せっかくのいい材料を放置して、高3になってから焦るのはやめましょう。

基本をしっかり押さえよう

漢文では基本的なことを大切にしましょう。まず、文法をしっかり確認してください。一二点やレ点などから確認しましょう。そして、「どうせ漢字だから意味は推測できるだろう」という楽観的な考え方を捨てましょう。現代の意味と異なる意味をもつ単語や文字はたくさんあります。漢文の必須単語帳などを用いて、基本的なことは覚えていきましょう。その中にも登場してこない単語が文中に現れたとしたら、それは現代の意味から推測できるものだと思います。現代の意味と異なるものは暗記していきましょう。

そして、私が当時漢文を読んでいて感じたことは「漢文はメッセージ性が強い」ということです。私たちに人生の教訓を教えるような文章や人間の本質を伝えるような寓話が題材とされているものが多いです。そのため、漢文の問題を解いたときに「この漢文はどういうことを伝えたいのだろう?」と考えると良いと思います。私たちが良く知っているような四字熟語の成り立ちを説明する文章もあった気がします。読めるようになってくると楽しいです。

漢文を読めるようにするには、先述の通り、文法・重要表現をきちんと押さえるだけです。それさえすれば確実に読めるようになってきます。今のうちにコツコツ対策しておけば、受験生になってから焦らないで済みますよ。

東京大学|A.I

東京大学法学部に在学しています。入学年度は2018年度です。みなさんが少しでも受験を楽しく乗り越えられるようにアドバイスをしたいです。

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