「勉強しないといけないのは分かっているけど。どうしてもやる気が出ない……」そう悩む受験生は多いと思います。実際、僕も受験勉強を始めたての頃はなかなかやる気が出ませんでした。そこで今回は、悩める受験生のために、受験勉強のやる気が出ないときの対策法をご紹介します!
受験勉強をサボった場合の「恐ろしい」未来イメージでやる気アップ!?
人を動かすための動機づけとして、「恐怖」があります。罰のような何か恐れて、それを避けるために良い結果を出せるよう行動をとるといったことですが、これは受験勉強にも当てはめて考えることが可能です。受験勉強をサボることによる恐怖は、具体的には以下のようなことが挙げられます。
・人生の選択肢が狭くなる
現代社会において、就職活動には「学歴フィルター」というものが存在します。例えば「うちの会社は関関同立・MARCH以上の人しか面接しないよ」という就職時の暗黙条件のことです。つまり、ある程度の大学を卒業しないと、スタートラインにすら立たせてもらえないということもありえます。大企業に入ることが唯一の正解などと言うつもりはありませんが、やはり就職するなら有名な企業がいいという人は多いでしょう。
・高学歴の人に比べて平均生涯年収が低くなる
厚生労働省所管の独立行政法人、労働政策研究・研修機構の調査によると、高卒と大卒との間では、生涯収入に5~6千万円ほど差があるというデータもあります。もちろん、このデータはあくまでも平均なので全員がこの通りに人生を歩むわけではありません。しかし、平均するとこれだけの差が高卒と大卒の間に生じているということは事実です。
・嫌なことから逃げる癖がついてしまう
やる気が出ないからという理由で受験勉強を放棄してしまうと、嫌なこと・面倒くさいことから逃げ出す癖がついてしまい、その後の人生も嫌なことから逃げ続ける人生を送ることになってしまうかもしれません。 これらのことはあくまでも推測であり、良い大学に入ること=人生の成功という風にダイレクトに結びつくわけでも全くありません。しかし、この1年間の頑張りがその後の人生に大きな影響を与えるだろうことは紛れもない事実です。ここで頑張るか、それとも誘惑に負けてしまうのか、未来のことを考えながら悔いの残らない選択をすることをおすすめします。
受験勉強は「お金稼ぎ」でもある?
先述したように、大卒と高卒では生涯収入に5~6千万円ほどの差があり、優秀な大学に入れば大企業に入れる可能性もその分高くなります。ということは、1年間の受験勉強の頑張りは、自分が将来に稼ぐお金の金額を左右することになり、受験勉強をすることはお金稼ぐこととほぼ同義と考えることができます。やる気がないと言って勉強をサボることは、自分の財布に入っている札束を路上に捨てているようなもの。そう考えれば、受験勉強をサボるのはもったいない気がしてはこないでしょうか?
とにかく机に向かって参考書を開いてみる!
やる気というのは、じっと待っていればやって来てくれるようなものではありません。やる気が出なくても、まずは机に向かって参考書を開き、無理やりにでも勉強を始めてみてください。そのままある程度勉強を続けていると、「あれ、いつの間にか1時間ぐらい勉強していた」ということが、往々にして起こります。最初の5~10分ほどはつらいかもしれませんが、ある程度時間が経つと、自然に勉強を続けることが可能になるはずです。
やる気が出なくて困っている受験生の皆さんはぜひこの後すぐ、騙されたと思って無理やり勉強を始めてみてください。
ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。記事でご紹介した方法をぜひ試してみてください。皆さんの第一志望への合格を祈っています。
関西学院大学|F.N
関西学院大学商学部へ2019年度に入学しました。現在、学習法を中心とした学生向けのブログを運営しておりますので、ここでも受験生の役に立つ情報をお届けしたいと思います。