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大学受験勉強法

受験の基礎知識

高2から始める受験準備

学研プライム研究所スタッフ

具体的に準備するための4ステップ

高校2年生は受験に向けて準備を始める年です。受験準備を今から始めることで、他の受験生に圧倒的な差をつけることができます。今回は具体的に受験に向けての準備を「情報を集める」→「目標を決める」→「実行可能な計画を立てる」→「実行する」という4ステップで考えていきます。それでは、各ステップでどのようなことをするべきかを紹介していきます!

[ステップ1]情報を集める

大学は何をするところなのか。大学入試とは何か。この両方を知らなければ受験のための目標も計画も立てることができません。まずは、情報を集めて、自分は大学に行くべきか、行くのであればどの大学のどの学部にするのかを考えて、志望大学を絞りましょう。

大学に進学する大きな目的としては、教養を身につける、専門分野を深く学び研究するといったことがあげられます。さらに、大学での学びは将来の夢や職業につながっていきますから、就職のために実用的なスキルを身につける、社会に出て活躍するために必要な能力を磨く、といったこともあげられるでしょう。

今日、日本では高校卒業者の半数以上が大学に進学し、大学で学ぶ意味も多様化しています。そのため、大学の学部/学科も社会のニーズに対応し、様々に細分化する傾向にありますが、大学での学問領域は大きく自然科学・社会科学・人文科学に分けることができます(このカテゴリに分類されないものもあります)。

◆自然科学
自然界の現象を研究する学問です。理学・工学・農学・医学などがあり、主に理系の学部が自然科学を扱っています。

◆社会科学
人間社会の現象を解明する学問です。法学・経済学・政治学・国際関係学・社会学などがあり、文系の学部の多くが社会科学を扱っています。

◆人文科学
人間の文化が研究の主軸となる学問です。文学・言語学・心理学・歴史学・哲学などがあり、文学部が人文化学系の学部としては代表的です。

同じ学問でも、学べる学部が大学によって異なります。例えば、政治学という学問が学べる学科が、法学部の中にある大学もあれば、政治経済学部の中にある大学もあります。

自分の興味のある学問は、どの大学のどの学部で学べるのか、志望大学・志望学部を決める前にしっかりと調べて、間違いのない選択をしましょう。

[ステップ2]目標を決める

志望大学がある程度絞れたら、その大学に合格するために、各科目について高2の段階で達成すべき目標を決めましょう。ここでは、主に一般選抜受験を念頭に置いて説明します。

(1)主要科目のインプットに力を入れる

一般選抜で配点が高いのは英語、数学、国語であることが多いです。特に、合格者と不合格者で平均点の差が開きやすいのは英語と数学になります。

これらの主要科目は「インプット」だけではなく、「アウトプット」が大切です。インプットとは「入力」のことで、受験勉強においては「知識を頭に入れていくこと」です。学校や塾、映像授業で先生の話を聞いたり、教科書やテキストを読んだり、単語や漢字を暗記したりすることがインプット型の勉強です。一方、アウトプットとは「出力」のことで、インプットした知識をもとに、「問題を解くこと」です。問題演習をしたり、過去問を解いたりする勉強がこれにあたります。インプットとアウトプットをバランス良く行うことで、相乗的に効果が発揮されます。

高3からはアウトプット型の勉強、すなわち問題演習に時間をかけられるように、高2のうちに基本的な知識や解法を理解・記憶するインプット型の勉強を一通り終えるつもりで目標を立てましょう。

(2)模試で現状を把握し、目標点数を決める

例えば、国公立大学の一般選抜で合格するためには、大学入学共通テストと二次試験で一定の点数を取る必要があります。目標を決めるときは、志望大学の入学試験で、各科目について何点取ればいいのかを考えなければなりません。

そこで、一度模擬試験を受験して、今の自分が何点取れるのか試してみましょう。模試で現状を把握したら、予備校のデータを参考にして入試本番での各科目の目標点数を定めます。さらに、高2が終わる時点で何点まで伸ばすか、目標を決めましょう。高2終了時点での目標点数は、共通テストレベルの模試の点数で設定するのがお勧めです。

[ステップ3]実行可能な計画を立てる

目標が決まったら、今度はそれを達成するために実行可能な計画を立てましょう。長期的な目標を明確に決めたうえで、一日単位でやるべきことを可視化すること、勉強時間だけではなくリフレッシュの時間も計画に組み込むことがポイントです。

(1)1日単位でやるべきことを可視化する

勉強は、ある程度まとまった時間、集中して取り組まなければなりません。しかし、学校生活をしていれば、さまざまな用事が入ってくるでしょう。あらかじめ勉強時間を確保する計画を立てていなければ、集中して勉強できなくなってしまいます。

そこで、平日は1日4時間を目安に、勉強内容と勉強配分を考えましょう。4時間だと、英語・数学・国語に配分するだけでも各科目1時間強ずつしか確保できません。限られた時間を有効活用すべく、例えば「17時から18時で微分の問題を5問解く、1時間の通学時間で英単語を100個覚える」など、時間と量をスケジュールに入れましょう。

(2)リフレッシュの時間を計画に組み込む

高2生はまだまだ、部活など学校生活を楽しみたいし、自分の興味・関心があることにも打ち込みたいでしょう。高2の勉強はこのような「現在の楽しみ」と「将来を楽しむための努力」をいかに両立するかが課題になります。

自分が今やりたいことを全て犠牲にしたとしても、受験本番までの長丁場を、勉強に集中して取り組めるとは限りません。また、今やりたいことに打ち込むことで、かえって将来大学に進学してやりたいことが見えてくるかもしれません。

ここで重要なのは、勉強の時間だけではなく、学校の活動や趣味にあてる時間も計画の中で確保しておくことです。この時間は部活、この時間は趣味というように、リフレッシュのための時間も計画に組み込むことで、メリハリをつけてみてください。そうすることで、勉強との両立を意識的に行えるようになります。

[ステップ4]実行する

計画通りに勉強するには?

計画を立てても、実行しなければ意味がありません。どうすれば有効的に計画を実行できるのか考えましょう。

(1)勉強に余白の時間を設けておく

勉強の計画が立ててあっても、突然家事の手伝いを頼まれたり、部活の予定が入ったりと、想定外に勉強できなくなることはよくあります。そんな時のために、計画には余白の時間を設けておき、その時間で当初の計画通りにできなかった勉強をするといいでしょう。この余白時間は勉強に使うこともあれば、ほかの急な用事に使うこともできます。

余白時間を使えば計画に支障をきたさず、計画通りに進んだ場合は、ほかの趣味や娯楽に時間を当てることもできます。余裕のある計画は心にゆとりをもたらすはずです。無理にストレスを抱えることなく、より勉強に打ち込めるようになるでしょう。

(2)友達と計画を共有する

受験勉強は、毎日長時間、継続的にこなさなければなりません。しかし途中で心が折れ、計画通りにいかないこともあるかもしれません。

このような事態を避けるためにも、共に勉強に取り組んで切磋琢磨し合える仲間を見つけるといいでしょう。勉強の計画を共有し、理解度を互いに確認し、わからないところは教え合う、ぜひそんな友達を作ってみてください。

友達との共有が難しい場合は、塾や学校の先生、あるいは家族に監督してもらうのもいいでしょう。自分の学習の進捗をだれかと共有することで、適度な緊張感をもって計画を実行することができるはずです。

今回は大きく4つのステップで、高2生の受験の準備について紹介しました。受験にフライングはありませんから、今のうちに他の受験生よりも早めのスタートを切って、余裕のある受験生ライフを迎えましょう。

学研プライム研究所スタッフ

学研プライムゼミをはじめとした映像教材を制作しています。難関大受験のための学習法をわかりやすく解説します。

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