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【勝てる学習術】「物理基礎」は力学のコツをつかんで省エネで対策しよう

東京大学|Y.S

文系の方の中には、共通テストの理科基礎科目で「物理基礎」を選択している人も多くいると思います。理科基礎科目は出題範囲が限られており、また問題も基礎的なものであることが多いので、しっかりと対策すれば高得点が望めます。特に物理基礎は、求められる暗記量は非常に少なく、また複雑な計算問題も出題されないため、短時間の対策で高得点が狙える、コストパフォーマンスの非常に良い科目と言えます。今回は、物理基礎について、力学の問題を解くコツと勉強法についてお話しします。

問題の図に働いている力を書き込もう

物理基礎の力学の問題を解く一番のポイントは、物体にはたらく力を正確に把握することです。
力学問題では、問題文に図が与えられていることがほとんどです。その図に、物体に働いている力を全て書き込みましょう。ここまでできればもう問題は8割方解けたも同然です。あとはその力の大きさや加速度を問題文の条件通りに当てはめていけば、大体の問題は解くことができます。

その際、どの公式を使用すればいいのかわからない、という悩みもたまに聞きます。そのような人は、まず各公式の内容と使い方を覚えるために、基本的な問題集で簡単な問題の演習を何度も行いましょう。各公式が自然に使えるようになり、典型的な形を見慣れるようになるまで繰り返し演習してください。

冬以降は直近10年ほどの過去問を解きまくろう

基本的な解き方がわかったら、後は過去問を解きまくりましょう。といってもそれほど多くの年度を解く必要はないと思います。直近の10年分くらいを解けば十分でしょう。一通り解いてみて採点をし、間違えた問題について復習するというオーソドックスなやり方で問題ないと思います。

取り組む時期についても、マーク模試の結果にもよりますが、それほど急ぐ必要はなく、冬以降で十分だと思います。それまでは学校の授業や課題に真面目に取り組んでいれば問題ないです。

文系の場合は社会科の負担が大きいので、理科基礎にかける時間はなるべく減らすことが求められます。早々に力学のコツをつかんで、省エネで成績を向上させましょう!

東京大学|Y.S

東京大学法学部に在学しています。入学年度は2019年度です。少しでも早く一歩を踏み出し、継続して努力する皆さんを応援します。

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