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難関大合格者の受験術

【勝てる学習術】実戦的な受験勉強の「技」教えます

慶応義塾大学|T.H

受験生にとって、覚えることの毎日が続いて、うんざりすることも多いと思います。実は、日々の学習でコンスタントに知識をつけていくには、一種の技のようなものが必要であると私は考えています。そこで、そのために必要な「技」について話していこうと思います。今回は、僕が受験した時の経験から必要であると思った技を3つほど挙げます。

モチベーションが高まるちょっとした「技」

長期の休みや土日など、丸々一日勉強をする時間があるときって、時間あるからと、スイッチも入らずなんとなくの集中力で一日が過ぎてしまうなんてことはありませんか? いや、ほとんどの人が経験しているのではないでしょうか。もちろん僕も経験者の一人です。そんなとき効果的な「技」が、まず初めの1時間で好きな教科を勉強することです。この方法を取ると結構エンジンがかかります!
例えば、午前9時から勉強するとしましょう。最初の1時間は自分の好きな教科の勉強をします。そのときにやる内容は、一問一答や単純系の問題がオススメです。あくまでもこの1時間はエンジンをかけるためのアクションなので、ここで全力を注いでしまって後半でガス欠を起こしてしまわないように注意しましょう。

また、お昼休みを挟み午後から勉強するときも、眠気が襲ってきたり、スイッチが入らないときがありますよね。そんなときにも、最初の1時間は好きな教科をやる技を使うのがいいでしょう。

1日の勉強で長期的な効果をアップさせる「技」

次の「技」は、やるべき勉強のラインアップを決めてから勉強に取りかかること。これは当たり前のことかもしれませんが、できてそうで意外とできてない人が多いです。その日に行き当たりばったりで勉強する科目を決めてしまっていませんか? たまになら、勉強する科目を今日の気分で決めるのも悪くないですが……。そんなことを繰り返していたら、勉強に偏りが出てしまいます。何をやるか、なるべく1週間単位で大枠を決めてから、1日のラインナップを決めましょう。そのほうがやるべきことが明確になり、意欲も上がるでしょう。週単位で決めるのが難しい人は、1日単位でまずしっかりと計画して勉強を進めていきましょう。

例えば、午前中は、英語(文法)1時間、世界史1時間、古文1時間。午後は現代文2時間、数学2時間など。このような形でシンプルに組み立てる感じで十分と思います。あまり細かく設定すると、勉強することよりも計画することに熱が入りすぎてしまい、本末転倒です。

本番で問題を解けるようにするための問題演習の「技」

皆さん過去問演習はどのくらい重要だと思いますか? 入試が近くなると過去問演習はやると思いますし、それぞれの大学の問題傾向を知るためには当然必要です。でもここで、「過去問を解くことに意識が向き過ぎる」ってどうなんでしょう。過去問はあくまで過去問です。その問題と同じ問題は基本二度と出ることはありません。過去問を解くことだけに意識を傾けすぎると、受験の失敗の原因にもなりかねないと思います。じゃあどうすればいいのかって話ですよね?

これは僕の経験測から得たことですが、本番で問題を解くための「技」を身につける方法として、いろいろなタイプの問題演習を日頃からこなしていくことが一番大事なのではないかと思います。例えば、政治経済の分野で三権分立という言葉がありますよね。その三権分立について問う問題にしても、さまざまなパターンの出題方法があるわけです。つまり、その大学の過去問で出題されたパターンだけでなく、それ以外の出題パターンの場合でもしっかり答えられるようにしておくことが、本番で問題を解けるようにするための「技」であると私は考えます。いろんな出題パターンを解いておくことで、頭脳にパターンが蓄積されて、瞬時に答えられる力、回答の瞬発力が上がると思います。

とにかく日頃から、さまざまな出題パターンの問題を解いておくことをお勧めします。でもこのステージに立てる人は、ある程度基礎ができている人です。まずは、基礎を固めておくことを忘れずに。

慶応義塾大学|T.H

2013年慶応義塾大学文学部入学、現在同大学大学院に在籍し、塾や高校で講師をしています。自分の受験時代の経験と受験生を教えている立場から皆さんへアドバイスします。

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