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大学受験勉強法

受験の基礎知識

新高3向け 合格直結の学習計画法4ステップ

学研プライム研究所スタッフ

学習計画を作るための4ステップ

受験まであと1年しかない新高3生の皆さんは、合格に向けた一直線の努力が必要です。そのために、自分が将来何になりたいのか、大学で何をしたいかなどをとことん自問自答した上で、各大学についてしっかりと情報収集を行い、まず志望大学を決定しましょう。志望大学を決定することで、受験に必要な科目や配点が決まるので何をすべきか明確になり、直前で出願先を迷うこともなくなります。

志望大学を決めたら、1. 現状を知り目標を定める →2. 科目別に学習内容(教材)を決める →3. 科目別に学習スケジュールを立てる →4. 状況に応じて修正を加える という4つのステップで学習計画を立てましょう。

本記事では学習計画づくりの4ステップについて、一般選抜での受験を想定して解説していきます。

[ステップ1]現状を知り、目標を定める

今までの模試や定期試験の結果から、自分が各科目・各分野をどのくらい理解しているのか、または理解していないのか、現在の学力を客観的に把握します。そして、志望校の合格に求められる、各科目の能力との差を調べて、目標の点数を定めましょう。例えば「共通テスト全体8割」や「数学80点」など、目標は具体的に数値化して決めましょう

自分の学力をどのくらい伸ばす必要があるのか、まずは現状と目標とのギャップを知ることから始めましょう。

[ステップ2]科目別に学習内容(教材)を決める

夏までは基礎力を固め、9月以降は問題演習を中心に取り組めるように、科目ごとに、どの教材で、どのように勉強する必要があるのか、学習内容を考えましょう。各教材で学習を完成させるのにかかる時間と、いつまでに完了させるのかも、おおまかに決めましょう。

教材を決める際は次の2点に気をつけてください。

(1)たくさんの教材を使いすぎない

たくさんの教材を中途半端にやるのではなく、1つの教材を完璧に自分のものにすることが、学習効率の上昇につながります。教材は何度も繰り返し復習する前提で厳選しましょう。復習に必要な時間も含めて、学習計画を立てましょう。

(2)自分のレベルに合わせた教材を選ぶ

極端にレベルの合わない教材の使用は学習効率の低下につながります。使用用途や使用時期に合わせて最適な教材を選びましょう。

[ステップ3]科目別に学習スケジュールを立てる

科目別に、基礎力の完成・問題演習・共通テスト対策など、いつ・どんな勉強をするのかを、割り振りましょう。割り振る際は、優先順位を見定め、優先順位の高いものからスケジュールに組み込みましょう。この時に意識すべきポイントが2つあります。

(1)コスパの高い学習を優先する

ここでいうコスパ(コストパフォーマンス)とは、勉強時間に対して成績がどれくらい上昇するかの度合いのことです。コスパが高い学習、つまり、より得点アップに結びつきやすい勉強を重点的にやることは、モチベーションの維持の観点からも有効です。例えば、共通テストの点数を上げたいならセンター試験の過去問演習に取り組むことがコスパの高い勉強といえます。

ただし、英文法のように、一見コスパは低くても受験のための土台作りとして必要、といった勉強もあるため、それらは早めに終わらせましょう。

(2)適切な順序で学習する

例えば、まだ基礎がなっていない状態で問題演習を繰り返しても、時間を無駄にするばかりで得るものは少ないでしょう。このように効率の悪い順序での学習は避けるようにしましょう。別記事に紹介する「高3の1年間のためのおすすめ勉強スケジュール」を参考に、適切な順序で勉強できるようにスケジュールを立てましょう。

[ステップ4]状況に応じて修正を加える

受験勉強を進めていく中で、実際の進捗状況を考慮して、学習スケジュールには修正を加えます。

ある分野が思ったより早く終わったのなら、余った時間を他の分野に充てます。一方、スケジュールよりも進度が遅れてしまう場合は、そう簡単ではありません。学習時間を増やしたり、学習効率を上げる努力をしたりすることで取り戻せる程度なら構いませんが、最悪の場合その分野の勉強を切り捨てるということにもなりかねません。

このような事態を避けるためにも、実現不可能でただの「願望」のようなスケジュールを立てないようにしましょう。

ただ、多くの受験生は志望大学合格のために、かなり学力を上げる必要がありますから、ある程度負荷のかかる学習量をこなさなければいけないのも確かです。目安としては、自分が安心して自信を持ってできる量の1.2倍程度の勉強量を行う計画が、努力で乗り越えられる現実的なラインでしょう。

また、もう1つ気をつけたいのは、そのスケジュールを実践できる期間です。スケジュール通りに実践できる期間は人それぞれだと思いますが、重要なのはスケジュール通りに実行できているか、1週間や1か月などの期間で定期的に見直して、達成度を確認することです。これにより、スケジュールの達成率は大きく上昇するでしょう。

高3生の皆さんは受験まで残り1年も無いですが、今さら焦っても残された時間は変わらないので、自分が最大限学力を向上できるよう、冷静に自分の実力を把握して、現実的な計画を立てて、それを実行することを確実に1日ずつ積み上げていきましょう。


時間の残されていない高3生は、後戻りや計画の大きな修正がなかなかできません。別記事で紹介している「高3の1年間のためのおすすめ勉強スケジュール」も参考に、いつ何をしたらペースよく学習できるのかを把握し、より確実に結果を出せる学習計画を立てましょう。

学研プライム研究所スタッフ

学研プライムゼミをはじめとした映像教材を制作しています。難関大受験のための学習法をわかりやすく解説します。

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