数学の共通テスト対策
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小山功先生が読み解く“数学の共通テストはこうなる”
共通テストの数学は何が変わる?
共通テストの数学の試験時間
大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の数学の試験時間は、数学Ⅰ・Aが70分で数学Ⅱ・Bが60分になります。センター試験ではこれまで数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・Bとも60分でしたので、数学Ⅰ・Aの試験時間が10分増加することになります。
問題文の文章量が増えて考察が必要な設問が出題される
試験時間が10 分増加しますが、それに比べても問題文の字数が格段に多くなります。 加えて、その場で考えさせるために、誘導に乗りつつ、一般化するとどうなるかなど、それまでの小問の結果を踏まえた上での考察が必要な設問が出題されると予想されます。
共通テストの数学で予想される問題は?
例えば、こんな問題です。 有名な直角三角形の辺の比(3:4:5 や5:12:13)には、偶数が含まれていることに気付く。そこで、「直角三角形の3 辺の長さが自然数であれば、必ず偶数を含む」という仮説を考察する。それが示せた場合、三平方の定理を発展させた形のa²+b²+c²=d² でも似たようなことが言えるのか…、などと問題がつながっていく。

このように、具体的な事例からある考察をさせて、そこでわかったことを他の事例に適用するという流れが多いと予想されます。
数学の共通テストの攻略ポイント
分野ごとに基礎学力をつけておこう
>分野ごとに学ぶことで、基礎的な学力が身につくので、まずそれをきちんと行いましょう。 基礎的な学力が身につけば、アウトプットのスピードが上がりますから、思考力を要するような問題に十分に時間を割くことができるようになります。

特別なことが必要なわけではない
二次試験での対策と同様に通常の数学の力をつけることが大切です。 一問ごとに、なぜ解けたか、なぜ解けなかったかを明確するため、ポイントを言葉にして、他の問題につながるようにしていく姿勢が不可欠です。

誘導を読める力を身につけよう
問題の途中で、その前後でどのような議論をしているか、何をさせたいのか、何が分かっているのか、どうつながるのかなど考える癖をつけておきましょう。 日頃から、問題を解く際に、これが他の場合にも適用できるのかと考えることもよい訓練になります。
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まず、各分野に分けた上で、分野の中でも細かなテーマごとに区切って例題を用意しつつ、きちんと理解できるように補足事項を豊富につけています。 例題も充実しており、どのようなテーマが出題されているかを把握した後、実戦的な問題で基礎知識、誘導の読み方などを訓練していけるように構成しています。 テキストが参考書になるように構成してあるので、自学自習もしやすく、何を使って勉強したらいいかわからない人に自信をもって勧められる講座です。
数学の共通テストのまとめ
共通テストの数学は、センター試験と比較して数学Ⅰ・Aの試験時間が10分長くなります。 一方で、問題文の量は試験時間以上に増加しますので、1問にあてられる時間はかなり短くなります。 出題される問題については、具体的な事例からある考察をさせて、そこでわかったことを他の事例に適用するという流れが多いと予想されます。 これらをふまえた上で数学の共通テストを攻略するには、分野ごとに基礎学力をつけて思考力を要する問題に十分に時間を割けるようになることが重要です。 加えて問題の途中で、その前後でどのような議論をしているか、何をさせたいのか、何が分かっているのか、どうつながるのかなど、考える癖をつけることで誘導を読める力を身につける訓練に取り組みましょう。 それぞれの科目別共通テストのポイントについては、下記のページからご覧いただけます。