現代文の共通テスト対策
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池上和裕先生が読み解く“現代文の共通テストはこうなる”
共通テストの現代文は何が変わる?
共通テストの国語(現代文)の試験時間
大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の国語の試験時間は、センター試験と同じ80分です。
この時間の中で現代文とあわせて古文と漢文の問題が出題されます。
「複数文章を読み比べる問題」が出題される可能性が高い
共通テストとセンター試験の大きな違いは「複数の文章を読み比べる問題」が出題される可能性が高いという点です。
分量も多くなるはずなので、よりスピーディーに、かつ正確に文章を読む力が求められるでしょう。

共通テストの現代文はどんな問題が出題される?
第1回試行調査で実用的文章として「生徒会規約」が取り上げられたように、法律の条文のような文章が取り上げられる可能性はあります。
ただ、問題作成方針では「言語活動の過程を重視する」とされているので、生徒同士、先生と生徒といった設定の会話文が実用的文章として出題される可能性も高いと思います。
現代文の共通テストの攻略ポイント
センターの過去問で土台固めをすること
どのような問題が出題されるかわからないのは不安だと思いますが、共通テストが求める力である思考力や判断力は、センター試験でも求められていたものです。
表現力に関しても、センター試験でたびたび表現問題が出題されてきました。
安易に予想問題に飛びつくのではなく、センター試験の過去問などの良問を使って、文章を正しく読む力、解く力をしっかり身につけることを優先しましょう。
試行調査の問題も確認しておく
共通テストならではの形式に慣れておくことも大切です。第1回共通テストは、過去2回実施された試行調査(プレテスト)の検証を踏まえて行われるので、新形式のトレーニングとして試行調査を解いてみるのがお勧めです。
実用文、複数資料を読み取る問題、詩歌の問題など、どのように読み、解いていくかをシミュレーションしておくとよいでしょう。

語彙力を鍛えておく
共通テストでも漢字問題は出題される可能性が高いと考えます。語句の意味を問う問題が共通テストでどうなるかは不確定ですが、いずれにせよ漢字を含む語彙力は読解においても必要不可欠>なもの。参考書・問題集などを使って語彙力を鍛えておくことを強く勧めます。
現代文 池上和裕先生の共通テスト対策講座はココがすごい!
未知の問題に取り組むうえで必要なのは、やはり普遍的な読解力だ
共通テスト対策講座では、まずセンター試験の過去問演習を通じて読む力・解く力の土台作りをします。
その後、試行調査やオリジナル予想問題を用いて、実戦力を養成していきます。私が担当するすべての講座に言えることですが、特定の問題形式への対応力をつけるのではなく、どのような問題が来てもスピーディーに、かつ正確に文章を読み、正答を導く力を磨くことに重点を置いて授業をしています。
正しく読み、解く力さえあれば、複数文章の読み取り問題にも、実用文の読解問題にも十分対応できます。
現代文の共通テストのまとめ
共通テストの国語の試験時間は、センター試験と同じ80分で、その時間の中で現代文とあわせて古文と漢文の問題が出題されます。
複数の文章を読み比べる問題が出題されるとともに、センター試験と比較して分量が多くなる可能性が高いので、よりスピーディーで正確な文章読解力が求められるでしょう。
これらをふまえた上で現代文の共通テストを攻略するには、センター試験の過去問などの良問を使って、文章を正しく読む力、解く力をしっかり身につけることを優先しましょう。
試行調査を解いて共通テストならではの形式に慣れておくことも大切です。
加えて参考書・問題集などを使って漢字を含む語彙力を鍛えておく必要があります。
それぞれの科目別共通テストのポイントについては、下記のページからご覧いただけます。