文系は4題で100分、理系は6題で150分の論述形式である。
毎年のように、図形、確率、整数、微積分の問題が出題され、例えば数列が確率や整数などと融合するように、多くの単元にまたがる出題が見られる。また、整数や不等式などの問題では、議論の仕方の正しさやそれを相手に伝えられるかという論理力・論述力を見られ、微積分の問題などでは、かなりの計算を要することも多い。
小問がないことも多く、解答の道筋を最初から最後まで積み上げられるかが問われている。典型的なテーマに関する問題であっても、典型的であるとすぐには見抜けないような形で出題されることも多いので、問題の設定を正しく分析する能力も問われる。
難しい問題も出るが、すべての問題が難しいわけではないので、問題の難易度を判定できるよう練習しておくことも大切である。